映画やドラマでよく見る絵面は、現実感も薄くて作り物っぽさが半端ない。何がスゴイって、軟禁されたムガベ大統領がニュース映像の中で着てるド派手な服さ。アフリカンな原色使いにアフリカンでめでたそうなプリントと、とんでもなく高い服は時々素っ頓狂を、実感する。
着回しが難しそうな服をチョイスするセンスは、夫人は浪費家という噂の信憑性を裏書きするのにお役立ち。とはいえ向こうでは珍しくもないセンスなのかも。
どうして私たち家族がこんな目に遭うのかという無念を抱えながら、年齢を重ねるのは辛いやね。
悲劇の当事者たちがあんまりにも辛そうで、可哀そうで、でも事態は一向に解決しないからもどかしくて。もどかしさに共感する人が増えれば数は力となって、事態が少しでも前に進むかもと、同じように家族を襲う突然の悲劇をあなたも追体験。とかは普通に勘弁して。
アメリカのエンタメ界を席巻したセクハラ騒動を見ていて思ったのは、ひとりの声は小さいけれど、同じようなひとりを集めたら大きな声になるということ。
だから、騒動をおおごとにしたかったらなによりも「数」を集めることが大事で、ある共通の目的のために人を集めることができるリーダーに率いられ、グループ化に成功した人たちの声こそが世の中に届くっていうこと。
問題を表面化させることが目的の人と、問題を表面化させる行動力のあるグループこそが目的の人と。人の数が増えるほどに思惑もそれぞれ違ってくるから、当初の目的からは大きく遠ざかって集団の純度が薄れたここぞという時のカンフル剤として「被害者」を増やそうと画策する人だって、出てくるかもね。
自分たちには世の中を変える力があると過信したグループの暴走は、しだいに暴力的かつ短絡的になって、その最終形態はクーデター。暴力にはいい暴力も悪い暴力もないと考えるのか。あるいは世界を変えるためには暴力もやむなしと考えるかで、断絶もくっきりはっきり。
法治国家の根幹を覆してもヘーキと上の方が率先垂範したら、下の方だってそれに倣う罠。もとい、倣うわな。不穏分子や不満分子をあぶり出す場合にこそ、とってもお役立ちな手法。
眠いんだったらさっさと寝るにかぎる。寝よ。リラックスタイムまで、もうちょっと先。その時のために、リラックスタイムにお役立ちなブツのコレクションには余念がない。
現在の気温は1℃。明日の朝も雪かも。まだ積もってないけど。
お休みなさーい。