2016年のスタートとともに、noteでコンテンツを有料で売る人たちが現れ始めた。デジタルでのコンテンツ市場、売り手と買い手が直接やりとりする、コンテンツのフリーマーケット的動きが加速するのかどうなのか。
暇な時間のうち、かなりの部分をテキスト読むことに費やしてるくらいだから、キョーミしんしん。まだnoteで買ってみたことはないけれど。
そんな矢先、若い書き手では相当売れてそうな人気ブロガー、はあちゅうさんのカウンターが面白すぎた。
今、肉食べて元気だから言いますが、私10年以上閲覧無料の記事をあらゆる場所で書いて、やっとここ数年文章にお金払ってもらえるようになり、月刊はあちゅうは30記事以上毎月書いて500円なのに、よくわかんない記事に500円とかつけてるにわか有料noteユーザーの記事絶対買いたくないです
— はあちゅう (@ha_chu) 2016, 1月 12
だね。「あらnoteってところではコンテンツが有料で売れるのね。それならちょっとやってみようかしら」な人はきっと惨敗する。検索流入でほっといてもPVのあるブログと違って、わざわざ課金するには、著者や著書に相当関心がないと無理だから。ファンサービスしてもらって当たり前でもあるから、共感でファンを増やしてきた人に向いてる。
結局コンテンツが売れる人は、本書いても売れるし、雑誌に書いても読んでもらえるし、無料でも読んでもらえる人なのよね。
— waltham(ウォルサム) (@duodecimx2) 2016, 1月 12
そもそもコンテンツにお金出す方だから、twitterで面白そうな本の情報キャッチした時には大体買ってる。電子書籍だったら即DL。ちゃんとした書籍以外にも、雑誌や有料メルマガを電子書籍化したようなものもポチポチ買ってる。テキストが読めれば満足だから、紙でも電子書籍でも、フォーマットにこだわりは全くなし。
最近のお気に入りは、メルマガをまとめたような、雑誌にしてはボリューム薄い、500円以下のもの。まさに、noteでこれから売りそうなものを買ってる。暇つぶしにもってこいだから。
アマゾンにばっかり課金してるのは、アマゾンのプラットフォームを信用してるから。クレジットカードを使うのにも抵抗がない。動画やテキスト。他のサイトでも売ってるんだけど、課金する前にプリペイドのクレジットカードでも買ってこなくっちゃと思って躊躇してる。課金するか否かの分かれ目は、コンテンツの質よりも、プラットフォームの信頼性の方が大きい。
今は無料で読めるけど、有料でも買いたいコンテンツの筆頭は、個人的にはログミー。
短文ばかりのtwitterにログミーが流れてくると、つい読みふけってしまう。気になるものは、リーディングリストにポンポン放り込んでる。せっかく取ったログなんだもの、アクセス数は多くなかったけど、ログミー自身がおススメする自薦集とか読みたい。
サイトに行って読めよって話かもしれないけど、サイトに行ったらみんな同じに見えて、イチから読んでいくの大変。ピックアップしてた方が読みやすい。
あとは、文学フリマのようなところで売られてそうな、コア&レアなコンテンツも買ってみたい。誰かの偏愛に触れられそうで面白そう。建築探訪ものとかめっちゃ好き。そっちは紙の本でこそ出したいんだというコダワリがあるかもで、ネットでの課金システムには馴染まないかもだけど。
文学フリマもコミケも、大都市圏だったら会場に足も運べるけど、地方在住者にとっては敷居高い。ハンドメイドマーケットのminneみたいに、ネットでお気軽にチェックしてお買い上げのシステムになったら面白い。
ネットのコンテンツも嗜好品の一種だから、コンテンツのデジタルフリーマーケット作って、モノ好きだけが集まる場、みたいになったらいいのになという願望だけを語ってみた。
お休みなさーい。
1/14追記:コンテンツをネットで売りたい人は、おしゃれデザインとか居心地~とかいう曖昧なものじゃなくて、実用的なものを一緒に売ればいいのにと思ってる。「これを使えば安心してお買い物できるツール」、例えばプリペイドのクレジットカードみたいなもの。
購買履歴はある意味でセンシティブ(一見マッチョなあの人が、こんな乙女なもの読むの???とかさ、バレたら恥ずかしい)。あっちでもこっちでもサーバー攻撃されて、個人情報ダダ漏れな昨今。漏れることはあり得るんだの前提で、万一の場合でも購買履歴と個人を切り離せる仕組みやツールがあれば、サクサクお買い物も進むかも。