電車とバスを乗り継いで、ようやくたどりついたような日本の秘境の方が趣旨に近そうなところを、敢えて海外ネタで。日本の秘境へ行った時の写真が、残ってなかったので。
今までで行った一番遠い場所は、移動距離を考えたら多分アメリカのニューオーリンズ。海外の場合、直行便があるかないかの差は大きい。
行ったのはハリケーン・カトリーナの翌年だから結構前。今現在の姿とは少し違うかも。
アンティーク・ショップが立ち並ぶ通りも。
アメリカ人観光客が多い街で、国際的観光都市というよりは、アメリカのローカルな人達が、一生に一度は遊びに行く観光地のような位置付けだとか。古都みたいなものか。
ジャズの発祥地らしく、街中に音楽が溢れてた。
まず無料のライブハウスが多い。ストリートで、レストランで。昼夜を問わず、ミュージシャンが演奏してた。黒人おじいさんと若い、どう見ても日本人男性の組み合わせ、なんてのも見た。
観光名所のひとつ、バーボン・ストリート。
”健全ないかがわしさ”が、ウリのひとつでもある場所。キャバレーやストリップ小屋などもあるらしいけど、家族連れが「へー、そうなのー」という感じでそぞろ歩ける。夜でも安全。
性に関してのゾーニングが厳しいアメリカで、いかがわしいものとファミリー層が同居してる空間は、かなり珍しいんじゃないかな。
泊まってたホテル。
中庭もあって写真映り抜群だけど、実際はめっちゃ壁が薄くてうんざりした。隣室のバスルームの音が筒抜けだった。
雰囲気重視で旧市街に宿を取ったのが間違ってた。でもその時の高級シティホテルはこんな有様だったのよ。。
よく見ないとわからないけど、窓ガラスが割れてる。この有様では、当分のあいだ富裕層は寄りつかないし、寄りつけもしなかったね。
泊まっていたホテルにも、被災者の人が避難(?)していた。エレベーターで一緒になったおじさんが、「旅行できていいな、こっちは帰るところもない」なんて言ってた。そう言ってたけど、復興には観光が欠かせない。観光地だけに。
揚げドーナツ風ベニエ、名物らしい。
この時にたまたま見つけて入った小さなチョコレートショップのチョコが、滅茶苦茶美味しかった。ニューヨークのマリベルが虎屋の羊羹だとすれば、日光の塩羊羹みたいなもので、素朴な手作り味で美味しかった。
その国の人が一生に一度は行くような観光地は、ちょっとどん臭い、垢抜け切ってない雰囲気があった方が、安心して旅行できるんだよね。
トピック「遠くへ行きたい」について