クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

しゃくしゃくとした食感もいい、豚肉とレンコンのオイスターソース炒め

レンコンの旬は秋らしいけど、今の季節もフレッシュなレンコンが出回ってる。以前住んでいた場所はレンコンの産地に近く、蓮田もあちこちにあった。ロータスピンクの群生のそばを、たびたび車で通り過ぎていた、場所の記憶と結びついている食べ物。しゃくしゃくした食感が好き。

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【材料】

  • 豚肉(豚バラでも豚ロースでも) 200g
  • レンコン 100g
  • ピーマン 1個
  • にんんくとしょうがのみじんぎり にんにく2 : しょうが1
  • 酒・オイスターソース 大さじ1
  • しょうゆ 小さじ1~2
  • ごま油

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レンコンは半月に切り、酢水にさらす。ピーマンは細切り、豚肉はひと口大に切る。

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フライパンを熱してごま油をひき、レンコンを中火で火が通るまで炒める。炒めたあと、いったんフライパンから取り出しておく。あらかじめ電子レンジで加熱しておけば、炒める時間も短縮できる。

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引き続き、にんにく・しょうがのみじん切りを炒め、香りが出てきたら豚肉を加えて強火で炒める。肉の色が変わったら、ピーマン、レンコンを戻し入れて炒める。

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酒とオイスターソースを、全体にからめるように加える。しょうゆを加える。濃い味付けが好みの場合は、適宜各調味料を足して調節する。

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ゴマをぱらぱら振って、完成。

 

インテリア特集目当てで買った雑誌に載っていた、料理研究家ケンタロウのレシピ。ケンタロウがもしお店を出すなら、そこで看板にしたい定食メニューということで、何品かのレシピとともに紹介されていた。いずれのレシピも副菜とともに紹介されていて、THE定食!なレシピになっている。彼が作る料理はどれもそうだけど、ご飯がすすむ味。

 

何品か紹介されているなかで、もっともよく作っているのがこのレシピ。嘘かほんとか知らないけれど、レンコンはケンタロウの好物となっている。

 

切り抜きもせず、レシピが載っていた雑誌ごと手許に置き続けている。この先もう彼の新作レシピを見ることはないんだな、と雑誌を取り出すたびに、もの哀しくなる。

 

思い立って調べてみたら、レシピ本にまとまってた。このレシピが載ってるかどうかまではわからず。

ケンタロウの日の出食堂 (ベネッセ・ムック)

ケンタロウの日の出食堂 (ベネッセ・ムック)

 

 

 

waltham7002.hatenadiary.jp

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その名は、甘露

見た目は網目のないメロン、プリンスメロンっぽくもあるこちらは、メロンというより瓜に近い食べ物。別の場所では別の名前で呼ばれてそうだけど、北海道では「甘露(かんろ)」と言うらしい。

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Wikiさんに聞いてみたら、やっぱりマクワウリの一種だった。メロンほど甘みは強くないけれどさっぱりとしていて、ほどよくのどの渇きを癒してくれる夏のくだもの。

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メロンの一種だけあって香りが強く、熟すと美味しそうな甘い香りを部屋中に放つ。そこはメロンっぽい。マクワウリならよそでも見かけるけど、甘露は今のところ北海道でしか見たことない。見たことないから、見かけるとむしろ喜んで買ってる。

 

食べる直前に冷やしてシンプルにそのまま味わう以外、方法がないような食べ物。ステキデザートに変身した姿が想像できない。トマトだってジェラートになるこのご時世にあって、ステキデザートに変身しようもないくだものがむしろ新鮮。

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スイカをグリルして、ハーブやスパイスをまぶして作るホットデザートのレシピを見たことがある。もちろん外国、それもアメリカかどこかの国の人。なぜスイカをグリルしようと思ったのか、小一時間説教したいようなシロモノだった。

 

スイカはなんといってもまずはのどの渇きを癒すものだろうという、シルクロード文化圏における共通認識、シルクロード文化圏を離れたらちっとも通じやしない。

 

頭痛や悪夢に襲われそうなレシピが見つかるのが、外国のレシピをながめる楽しみのひとつ。来歴を知らないか敢えて無視すれば、とことんクリエイティブなものができあがるけど、美味しさがともなってるかどうかもとことん未知数。

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道産くだものとして、煮たり焼いたり無理くりデザートに変身させられる。数奇な運命を、甘露よ、君は生きることなかれ。

 

お休みなさーい。