クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

創造性

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見晴らしのいい場所でひと休み、雨中の鳩。

 

日曜日はこんなにいいお天気で、半袖でも大丈夫なほど暑かったのに。日曜日のできごとが遠い昔のように思えるほど今は雨で、天気が悪い。

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大通公園で久しぶりに開催中の園芸市。ガーデンフェスタ?花フェスタ?どちらが正式あるいは公式名称かは知らないけれど、とにかく久しぶり。

 

イベントに合わせて花壇はより見応えのある仕様に代わり、ハンギングバスケットに独創性がほとばしったガーデンの競演が見られるのもイベントのお楽しみ。イベントだからか、いつもは見掛けないフードトラックもバラ園に出現してた。

 

ただし、ほとばしる独創性を惜しみなく公開するのもいい面と悪い面があるせいか公開期間は短め。当分のあいだ仕様が変わりそうもない独創的な花壇の方が、じっくりとクリエイティビティが楽しめる。

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シュチュエーションを変えて2度3度、複数回見直しても斬新で独創的で鑑賞に耐えるものはやっぱり創造性が爆発したもの。

 

斬新さや目新しさでアテンションを奪うだけならもの凄く変わったもの、場にそぐわずドレスコードのようなコードを無視すれば生まれやすいけれど、アテンションを奪うためだけに追求した斬新さも目新しさも、鑑賞に耐えたり使用に耐えたりあるいは飲用や食用に耐えるかというと、そこはまた別。

 

創造性と、創造的でないものの線引きは、きっとそこにある。

 

斬新で目新しくて創造性が爆発しているけれど、鑑賞に耐えれば使用にも耐える、さらには飲用や食用にも適していれば創造的で、鑑賞に耐えなければ使用にも耐えない。飲用や食用としての耐性も持たないものは、創造性とは別のところから生まれてくるもの。

 

斬新さや新奇性に特化すればアテンションは比較的容易に奪えるけれど、見続けることができるか、使い続けることができるか。食べたり飲み続けたり、要するに持続性を考えたとき、たいていは斬新さを捨てて、オーソドックスやベーシックに寄っていく。

 

何度見ても斬新。いつ見ても目新しさを追求していながら、鑑賞にも使用にも飲用や食用にも耐えているならやっぱりどこからどう見ても“独創”で、創造性の爆発。

 

オーソドックスやベーシックをよく知っている方が、基本やありがち、黄金比なんかに詳しくなって基本を外しやすくなり、独創性も生まれやすくなるんだろうと思った。

 

そしてオーソドックスやベーシックをゆりかごに生まれたものはオーソドックスやベーシックの庇護を受けやすくて取り込まれやすい。

 

オーソドックスやベーシックをゆりかごにするけれど、生み出すものは常に創造性の爆発なら創造性の方が上位で、アテンションを奪いがちな目新しさや新奇性をゆりかごに創造性を爆発させるけれど最終的にはオーソドックスやベーシックに寄っていくなら、オーソドックスやベーシックが上位。でもあるんだと思った。

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インプットしないとアウトプットは生まれてこない。