地上を歩けば5分で雪だるまになれる。真っ白な世界のなか向かったのは、『千歳鶴酒ミュージアム』。
(造り酒屋のシンボル杉玉にも雪が)
こちらは北海道の地酒『千歳鶴』で知られる日本清酒株式会社が運営するショップ。工場見学もできる工場のお向かいに位置してる。地下鉄バスセンター駅より徒歩5分。冬季は雪だるまになっちゃうけど。
ここは、北海道で初めて日本酒を作り始めた会社。マッサンでニッカ・ウィスキーに注目が集まってるけど、札幌にだって地酒はあるんです。
(搾りたてのお酒「きたしずく」には、完売の文字が)
お目当ては、甘酒と酒粕だったんだけど、甘酒は売切れだった。残念!
お酒のいい匂いがプーンと漂ってくる酒粕。
北海道産のお米は年々レベルが上がっているので、北海道産地酒のレベルもきっと上がっているに違いない。下戸なので自分の舌で確かめたことはないけど、仕込み水はまろやかで美味しかった。きっとお酒も美味しいに違いない。
店内には色々なお酒が。
日本酒といえば、透明なお酒とばっかり思い込んでたけど、ほんのり色付いた「古酒」もあった。これはちょっと味見したかった。店内ではもちろん試飲もできる。
酒粕や味噌、あるいは隠れたヒット商品「甘酒ソフトキャンディー」も売っている。
お休み処があって、店内で「酒粕ソフトクリーム」なんてものも食べられる。
酒粕の香りがする、さっぱりとした味わいのソフトクリーム。
店内は暖房がきいているので、暖房のきいた室内で食べるソフトクリームは特別美味しく感じる。
格子の向こうにも懐かしい昔のお酒のポスターが。なぜか色っぽい女優さんを使ったものが多かったよね、お酒のポスターといえば。時代の証言者たちを眺めていると、芸者さんなんてのもあった。
昔は芸者さんが、今でいうアイドルやタレントのような役割を担っていたっけね、そういや。今では人気のある芸者さんの名前なんて、ごく一部の人しか知らないことを思えば、ずいぶん遠くへ来たものよ。
観光客の人たちがキラキラした瞳で雪、ホワイトクリスマスに歓声をあげていた。
観光客だから、喜んでくれる。雪国の住人としては、雪で喜んでいただけるなんて、大変結構なことでございます。
あと一週間でお正月。年々歳々時間がたつのが早く感じられるようになりました。
お休みなさーい。