クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

自分では作りたくないものがご馳走

ご馳走といえばやっぱり肉がどどーんとあって、さぁ食えほれ食え、いくら食べても減らないね。
 
 
そんな肉肉しい状態が好まれることが多かったので、実は肉がどどーん、しかも簡単にできるレシピをいくつか持っている。そうなると、作り手にとって肉どどーんは全く「ご馳走」ではなく、どっちかっていうと「手抜き」レシピに成り下がっている。
 
 
我が家のご馳走レシピは、「面倒で滅多に作らないもの」。
ということで、油の後処理が嫌いで親の仇のように忌み嫌ってる揚げ物、かつ超絶面倒くさい下処理がまっている「海老カツ」になった。
 
 
噴火湾産のボタン海老。

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別にバナメイでもいいんだけど、海産物王国の魚屋にはバナメイはなく、ボタン海老か甘エビかの二択だった。
 
 
300グラムのボタン海老の殻を、未来の巨匠になった気分で剥いていく。超絶面倒かつ海老味噌への未練を断ち切るというツライ作業。
 
 
むき身の海老と、玉ねぎ入りの蒲鉾(ひら天?)、片栗粉に溶き卵を入れて、FPで撹拌する。

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味はほとんど玉ねぎ入りの蒲鉾で決まる。調味料は何にも入れてない。はんぺんでも可。
 
 
300グラムの海老の殻を30分かけて剥いて、できるのは手のひらサイズの海老カツ4つ。丁寧な暮らしは非効率極まりない。
 
 
ちょっと海老が少なかった。
もうちょっと海老の食感を楽しみたい時は、別途残しておいた海老のザク切りを加えると、さらに「海老カツ」っぽくなる。
 
 
キツネ色になるまで揚げれば、完成。
しかし、この後には油の後処理が。。固めるテンプルをぽいっと揚げ物用の鍋に放り込むだけなんだけど、油まみれの鍋を洗うのが嫌なのよ。
 
 
海老カツ。

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コールスローサラダと蒸しインゲン、さつまいものバターソテーを添えて。海老の殻が大量に出るので、それで出汁をとった海老味噌汁も添えてる。
 
 
作るのは大変食べるのは一瞬だから、滅多に作らない自家製「海老カツ」。自作するより、心底誰かに作ってご馳走して欲しいと思う料理。
 
 
自分で作るのはイヤ、誰かに作って欲しくなる、それが「ご馳走」の正体だと再確認した。
 
 

今週のお題「我が家のご馳走」