ほんと罪だわマロンコロン♪
ご当地限定、ごく狭い地域でしか流通してないCMソングを口ずさむようになったら、いっぱしの地元民気分が味わえる。
歌まであるんだよね、小樽銘菓の『マロンコロン』。
歌詞にもあるとおり、三枚重ねたサブレ(サクサクしたクッキー生地)のふちだけチョコレートコーティングしたお菓子。サブレとサブレの間には、ジャムやチョコのペーストが。
昭 和ヒトケタあたりに創業した『あまとう』、小樽の都通にある店舗は、外から見ても中を見ても、昔ながらのケーキ屋さんという雰囲気。それでいて、いつ見て もお客さんが絶えない人気店だった。『クリームぜんざい』と『マロンコロン』が二大人気商品。どちらも昭和35年に登場した、ロングセラー商品なんだよ ね。
ヤン坊マー坊の天気予報、今年の3月で終わるらしい。マロンコロンと大体似たような時期にスタートしたのかと思うと、ずいぶん昔からあるのねーと実感できる。過ぎた時間を計る”物差し”がおかしい、あるいは偏ってる自信はたっぷりある。
今でも一枚一枚手作りで焼いてるらしい、マロンコロン。そして昭和35年の人達、そんなにしょっちゅう素敵なお菓子食べてたとは思えないのよね。
毎 日食べるものじゃなかったから、たまーの贅沢がとっても満足のいくものになるように。どどーんと3枚重ねちゃったり、ふちはチョコでコーティングしたり、 サブレとサブレの間には各種ペースト重ねたり。いろいろ贅沢な工夫がこらされてる。それでいて1枚170円~200円。リッチなお菓子のくせに、価格は優等 生。
マロンコロン1枚と卵1パックが大体同じだと思うと、卵の価格はもっと優等生。
ヤン坊マー坊の天気予報は、今年度いっぱいで終わるけど、マロンコロンは変わらないままであって欲しい。
いつまでも変わらずにそこにあって欲しかったら、勝手に歌でも作ってめいっぱい応援すればいいのよね。歌にして讃えたいほど愛しちゃってる。そういう商品が、思えば身の周りにはたくさんあったのよね。ヒロタのシュークリームや蓬莱の豚まんとかね。
お休みなさーい