クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ポストカード

こういうニュース大好き。

バンクシーっていう著名な覆面作家が、ゲリラ的に自身の作品を路上販売したところ、1日で8点しか売れず、売り上げはわずか420ドルだったんだって。

 

時価2万ドルはするという作品がたったの60ドルで購入できて、中には値切ったお客さんもいたとか。ただでさえお買い得なのにー。バンクシーと知ってたかどうか非常に気になるところ。(朝のニュースでもやってた)

 

60ドル、日本円にして6千円くらいで買える路上販売の絵、自分だったら買うかな?どうするかな?って考えた。荷物多かったら、多分スルーする。ポストカードサイズだったら邪魔にならないので買いたいとは思うけど、ポストカードに6千円も出さないなー。

 

かといって、ポスターサイズだと悲しい事に飾る壁がない。。

 

ここなら飾れそうというスペースはコンクリ壁だったりして、クギも打てないんだよねー。もしもここが壁だったら、っていう、ちょうどいい場所はクローゼットや収納スペースになってるから。ここもあそこも収納です、大容量の収納を備えてますっていう不動産屋さんの殺し文句はアートの置き場所も殺しちゃう。

 

チェストの上にでも飾るしかないわけ。でもそのチェストの上のスペースも、いつの間にか書類に占領されてるし、観葉植物も置いてるし。ちょこっとインテリア的な小物も飾ってるから、そこに絵を飾っても全然映えない。アートな生活への道、険しーわ。

 

路上販売、フリマやなんとか市的なとこで物買うのはあんまり気にならない。路上ライブやってる人のCDも、気が向けば買ってたから。というより最近そういう市場的フリマのぞく事増えた。ニューカマーだから、どこにどんなお店があるか、あんま知らないんだよね。だから、人目につく場所でたくさんのお店集まってると、ついフラフラとのぞきたくなる。

 

ついでにギャラリーや、ましてや画廊なんて、今住んでる街だと敷居高過ぎて気軽にのぞけない。そもそも絵を専門に扱ってるお店自体あんま見ない。

 

今はどうか知らないけど前住んでた街では、ギャラリーや画廊がそれなりにまとまった数あったから、通りすがり、それこそバス待ちの間なんかにも、目の端に「なんか絵があるなー」っていう状態だった。そこに大きく書かれてる名前なんかは何となく字面覚えてて、余所の、例えば大きな美術館でやるような絵画展で同じ名前発見して、「おぉー実はすごい人だったのねー」って再発見したり。

 

画材屋さんも多くて、その店頭には有名画家や有名作家のポストカードが手に取りやすい形で置いてあったから、気に入ったもの買ってはフレームに入れて飾ってた。気分でいろいろ取り替えたりして。捨てられないポストカードコレクションも、結構な数あんだよね。

 

海外の部屋っぽく、額に入れた絵や写真を壁一面に飾ってみたいけど、残念ながら壁がないんだなーこれが。カレンダーでさえ張る場所に困ってるくらいなのに。アートな生活への道、生活を乗り越えるのは、なかなか大変だわ。

 

バンクシーさん、彼のウェブサイトから直接絵をダウンロードして欲しいって呼びかけてるらしいけど、DLしてもどこに飾りましょって悩む人間がいるなんて、想定外だろーなー、きっと。

 

お休みなさーい