クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ただの日記

選挙サンデーは台風サンデー。超大型の台風直撃とか言われたら、その前にとっとと済ませたくなるからの、期日前投票過去最多かな。自然現象に左右されての右往左往を経験すると、ネットを使っての投開票についての是非も、話題にしやすくなるやね。

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秋晴れだった昨日と違い、終日曇天。

秋サケが不漁とのことで、イクラも絶賛高騰中。「高っ」と、思わず売り場で声が出たほどいいお値段だった。でも、鮭の切り身は例年と変わらぬお値段。魚の世界も少子化で、卵である子供の方が、貴重なんだな、きっと。

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舞茸とサケの炊き込みご飯、イクラのせ。うまうま。

消防士に保育士に。その仕事の中身は世間にもよく知られていて、「想定外のお仕事内容」は逆に想定しづらい。“知られざるお仕事消防士編”とか、“みんなが知らない保育士の内緒のお仕事“とか、あるわきゃねぇ。

 

仕事の中身がすっかり知られていて、天井も底も想定内だったら、志望者も劇的には増えず、志望者が増えないから、待遇も変わらない。という説をどこかで見たことがあり、個人的にはすごーく納得してる。

 

思いがけない役得とか、期待しようもない。

 

ところが世の中には、“あらそういう階段の降り方、あるいは横滑りもあるんですか”という業界も、なくはない。その手の役得は、いつ無くなるかもしれないから公知できず、公知できないから往々にして内輪の話に留められてたりする。

 

そういう役得が業界としてそもそも期待できなかったら、あとは職場を変えるしかない。

 

より待遇のいい自治体めざすとか。あるいは、より金払いのいい職場に潜り込むか。消防士の方が、その点では不利やね。セコムやアルソックが、消防部門でも設けるようになったら、また別だけど。

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枯れ葉散る花壇。そろそろ引っこ抜かれる頃。

士業そのもののベースに、あとは自己研鑽でがんばってねや、あるいはがんばって人脈築こうが、そもそも含まれてると思ってるかどうかで、このあたりの捉え方はきっと違う。

 

違うけれど、昔々『金持ちA様×貧乏B様』というバラエティ番組がありまして。お金持ち、成功者になれる建築家の成功要因は、なんとお金持ちの家に生まれることという、身も蓋もない回があったことを覚えている。

 

上から下まできっちり序列が決まる世の中では、「手に職」というのは例外的に序列の外に出られる手段っぽく見えるけれど、意外とそうでもない。

 

全体が底上げされると、「手に職」に求められるレベルもどんどん上がる。同レベルであれば、付加価値がより高い方が前に出るようになり、その究極の形が「お金持ちの家に生まれる」ことになってしまう。

 

ふんだんに予算を持ち、多少奇抜なことも許してくれるクライアントといえば、やっぱり余裕のあるお金持ち。余裕があるから実績のない建築家でも、親戚だからまぁいっかでお仕事が入ってきて、それが積み重なって成功者となるという、ストーリーだった。

 

持たざる者にとって愉快な話ではないけれど、一面の真実を表していてある意味親切。

 

誰にでも平等に公平にチャンスが与えられる試験、テストは、とっても公平なのさ。組織に属すと、試験を受ける機会が多くてうんざりするけれど、昇進の条件に試験を課す組織は、それだけ公平さを重んじてるってこと。

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噴水の水も、凍結する前に止められる。

“お金持ちの家に生まれること“が究極の成功要因となったら、ツマンナイからの、リノベーションでありインスペクターで。

 

“お金持ちの家に生まれること“が究極の成功要因となった業界は、その周縁にこそ、成功へのチャンスが転がるようになる。ような気がしてる。

 

平たく言えば、業界には詳しいけれど、金持ちの子にはできない、やらせられない、逃げ出すようなことを、敢えてやるってことかもね。掌中の珠のように、大事に育てた大事な子に、そんなことやらせられないから、上から下まできっちり世の中の序列が決まるようになると、まずは下から詰むのは、そういう時よな。

 

上から下まできっちり世の中の序列が決まったとしても、掌中の珠のように我が子を大切にするのに、上も下もあるわけないじゃん。

 

「お前は”下”なんだから、”上”の犠牲となって生きろ」と今の時代に真顔で言う人が居たら、あんた正気?とその人の正気を疑われるのがオチ。そういう時代錯誤かつコンプライアンスの意識に欠ける人が、”上”には上がれないようになっているのがイマドキでしょ。

 

お休みなさーい。