11月下旬並みの寒気だとか。雨というにはちょっとジャリジャリしてる、霙まじりの雨が降ってるせいで、余計に寒く感じる一日だった。
グーグル・ストリートビューで撮影もできるようになったので、面白がって色んな場所を検索して遊んでみた。
ストリートビューでその場所を見ることはできるけど、撮影はできない場所もいくつか見つかって、大体は繁華街。肖像権を侵害しそうな場所については撮影できない仕様になってるみたい。
面白い画像を見つけたのに、撮影できないのが残念。
興味のある人は『サンローゼ すすきの店』でサーチしてみると、面白いものが見られます。
すっごい中途半端で笑える。作業してる人、途中でイヤになっちゃったのか、とか。いろいろ想像するともっと面白い。
さて、その『サンローゼ すすきの店』、昭和の面影も濃厚な大箱喫茶店なんだけど、残念なことに先月9月いっぱいで閉店してしまった。
すすきのを紹介する時によく出てくる、ニッカの看板があるすすきの交差点からすぐのビルの地下に入ってた。
店名にも入っている、バラの花がトレードマーク。
メニューはいたってオーソドックスな昭和の喫茶店、あるいはデパートの食堂のようなラインナップ。中のキッチンで作ってるせいもあって、日替わりランチは特に美味しかった。
レトロ感あふれる店内。
やや擦り切れへたった感じのソファが、長居しても許される雰囲気作りにひと役かってた。
すすきのが輝いていたに違いない、バブル期なんかは相当賑わったのではなかろうか。ついでにここで抗争のひとつやふたつ、起こってても不思議はないと思ってる。
照明やインテリアの妙なゴージャス感が、あぁここはすすきのと思い出させてくれる。
「ローズホール」という名の、グループ向け談話室?個室もあった。
喫茶店に雑誌はつきものだけど、ここのお店は地域情報が充実してた。
閉店前ともなると、名残りを惜しむお客さんで賑わってた。フードは1時間待ちなんてことも。まぁ札幌駅前地下にも支店があるので、二度と食べられないってわけでもないんだけど。
同じ場所で、別の会社、別のお店が入ることは決まってるらしいけど、何ができるのかまでは未定とのことだった。
すすきのから昔ながらの昭和な喫茶店が姿を消す一方で、札幌駅前には新しいお店がオープンしてた。
札幌駅から大通駅に向かう地下道沿いの「札幌国際ビル」。
以前からここには函館発祥の珈琲店、『函館美鈴』の焙煎・イートインコーナーがあった。その奥に、新しく美鈴珈琲カフェが。
あら、でもこの場所前から喫茶店あったよな、なんだったかな。
一瞬考えたけど、考えるまでもなかった。前の店名がそこかしこに。
居抜きで買って、ほんの少し手を加えたみたい。以前のお店の気配が濃厚に残ってた。ついでにカレーの匂いも。フードメニューにカレーがあるところが、このお店の特長でもある。
このお店が入っている「札幌国際ビル」には、昭和な雰囲気が濃厚なお店が他にも何店か入ってる。
向かいにある『コージーコーナー』も、人気のお店。画廊喫茶の草分けだそうで、そう聞くと店内のインテリアにも納得する。
こちらもフードはそれなりに充実してるけど、トーストやサンドイッチみたいな軽食がメイン。がっつり食べたい時は美鈴珈琲カフェ、そうでもない時はコージーコーナーと使い分けができる。
チェーン店とはいえ、同じフロアにある『八雲そば』も美味しい。駅に近く、オフィス街のすぐそばという立地もあって、どの店も結構混んでる。
オフィスビル地下にある喫茶店、完全分煙になってないところがほとんどだけど、落ち着くんだな、妙に。
お休みなさーい。