クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

100年シュークリーム

100年前、1915年といえば第一次世界大戦中。タイタニック号が沈んだのが1912年で、ロシア革命が勃発するのは1917年。ロシア革命を逃れた人達が日本にもやってきて、チョコレートなどの西洋菓子を庶民にも伝え始めるそのちょっと前。
 
 
そんな時代、果たして日本にシュークリームはあったのか。JARO案件かと思いきや、「創業100年」を迎えたお菓子屋さんのシュークリームだから100年シュークリーム。なーんだ。

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北海道でシュークリームといえば「梅屋」、「梅屋」といえばシュークリーム。その梅屋が、南1条にカフェを昨年10月にオープンした。

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オープンしてまだ4ヶ月あまりと日が浅いせいか、いつ行っても空いてるのが嬉しいところ。そのせいか、店員さんもとても親切かつフレンドリー。
 
 
ショーケースに並ぶ、多彩なシュークリーム類と飲み物をセットで頼んでも、ワインコインちょっとで済むのでお財布に優しい。梅屋創業の地である「旭川」価格かもしれない。飲み物は紅茶と日本茶から選べます。コーヒー豆の原価が高騰するなか、賢明な選択かもしれない。
 

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店舗デザインアドバイザーには、元タカラジエンヌを起用とか。芸能人にはそんな肩書きも許されるんだと、ひとつ勉強になった。
 

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シュークリーム以外にも、スクエア型の野菜カステラ「カクカク」も人気のお店。8種類と味も豊富なので、贈り物にも重宝してる。
 
 
こちらが100年シュー。かなり皮がしっかりしている。八天堂のクリームパンにもちょっと似た、「パン」っぽいシュー皮。

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バニラカスタードクリームがたっっっっっっっぷり詰まっているので、このくらい皮がぶ厚くないと、クリームも受け止めきれない。ものすごく食べ応えがあるのに、たった162円と、ありがたすぎる価格。安くて美味しくて、日本の庶民のおやつはスバラシイ。どこの国でも庶民のおやつはそんなものだけど。庶民がいる限り、庶民のおやつも続くはずだよ、いつまでも。
 
 
地下歩行空間に巨大なドトールが出現して以来、昔ながらのお店はどこも空き気味。新しいもの好きな皆様はみんな、ドトールに吸い寄せられたんや。。
 
このお店はテイクアウトする人も多いせいか、混んでるところを見たことがなかったりする。Wi-Fiも完備でこれも元宝ジェンヌの功績だろうか。女性が安心して利用できる、超穴場なお店。穴場過ぎて、スルーされてる気がしなくもないお店。

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流行り過ぎても困るけど、なくなっても困る、そんなお店。続くといいなと思ってる。