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クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

海が見えるゆり園、小樽のオーンズ春香山ゆり園に行ってきた。

ローカル 日帰りで行ける

バラにラベンダーにひまわりに。北国の短い夏を彩る花もいっせいに咲くから、目移りしちゃって大変さ。

 

そこに新たに加わったのが、「ゆり」。小樽市春香山にある「オーンズ春香山ゆり園」に行ってきた。

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 札幌から小樽、余市へと続く5号線は、海が見える気持ちのいいドライブルート。

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オーンズ春香山ゆり園、もとはスキー場なので、リフトあり。リフトからユリ畑を眺めるという趣向。休眠施設を上手に活用してる。

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冬季はゲレンデとなるだけあって、急斜面。全長1キロほどとはいえ、徒歩で登ったり降りたりするのはなかなか大変。大変だけど、いい運動。ゆり園山頂まで登れば、帰りはつい徒歩で麓まで戻りたくなるけれど、そこをグッとこらえて帰りこそ是非リフトを活用してほしい。

 

都市と自然が隣り合わせという、よそでは見られない景色が待ってるから。

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どれを見ても「ゆり」としか思わないけど、その実「すかしゆり系」と「ハイブリッドゆり系」合わせ、50種類はあるらしい。ゆりの世界もなかなかに奥深い。。

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リフトの足元にもゆり畑が広がる。

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足元がゆり畑の間は特に恐怖も感じないけど、ゆり畑が途切れるとちょっと緊張が走る。雪に覆われていればともかくわりと高さがあるので、むき出しの山肌がちと恐ろしい。

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山頂からの眺め。海と空とゆり。絶景。日頃の行いが良いせいか、この日は好天にめぐまれ、青い空と海が格別きれいに見えた。

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(海、クローズアップ)
沖にいるのはクルーズ船だろうか。近頃は、小樽へクルーズ船の寄港も増えてるとか。港がある、海に開かれた街はこういう時強いね。

 

ゆりの花がこれだけ集まると、芳香も半端ない。風にのったゆりの香りが、あたり一面に漂う。仙郷か、ここは。。

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思わず下って歩きたくなる人のために、ストックも用意されている。下りの方が、なにげに膝にダメージ食らうので、行き届いた心使いが嬉しい。しかし、足元は素足にサンダルという軽装だったので、今回は上り・下りともにリフトを使用。

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遊歩道はウッドチップ敷きで歩きやすいとはいえ、歩きやすい靴、フラットシューズ推奨。ヒールがある靴だと、グサグサ刺さってきっと歩きにくい。

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ゆり園限定の、ゆりソフトクリームも食べてみた。思ったほど「ゆり根」の味はしなかったけど、さっぱりとしたあと口で、美味しゅうございました。

 

結構な急斜面。見下ろすだけでなく、山頂を仰ぎ見るアングルで撮ってみたけど、さして変わりばえせず。。カメラマンの腕が悪いのでしょうがない。

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いったい幾つの蕾がついているのか。ひと株からずいぶんたくさんの花が咲くようになっている。品種改良の努力や成果は、きっとこういうところに表れているんだろう。

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海で空で一面のゆり畑という、大変にフォトジェニックな景色なので、アマチュアカメラマンのいい写真撮ったるぜ!魂も刺激しまくり。

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いい写真(いい被写体)が撮れると聞けば、お出掛け意欲もましましになる。カメラは、ポケモンGOとは縁遠い年代にとって、最高にいいおもちゃなんだ。(でも、ちゃんとモンスターも出るスポットだよ)

 

山頂付近にはテラスが2か所。いつまでもボケーッと景色に見入ってたい人向けの、よい休憩スポットにして絶好の写真撮影スポットになっている。

 

開園して、今年で4年目だとか。毎年ゆりの植え替えが行われていて、今後もますます拡張してゆきそう。

 

オーンズ春香山ゆり園は、8月28日(日)まで営業。通常は9時~17時までの営業だけど、7月30日・8月6日・8月13日は、22:00までナイター営業するとか。休眠施設の活用、素晴らしいな。札幌・小樽間にあるので、遊びに行った帰りに立ち寄るのにもよさげ。

www.onze-yuri.com

たくさんの人がニッコリ笑顔になる喜びあふれた日も、思いがけない悲劇で悲しみいっぱいの日も。花は黙って咲いている。どこかの誰かに向けて、黙って毎年、きれいな花を咲かせ続けてる。

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お休みなさーい。

 

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長い休みがいいのか悪いのか

日記

知らぬ間に8月にも祝日が増えていた。8月11日は「山の日」。7月の海の日に続いて、どこかに出掛けてこいやコラーという、無言の圧力を感じる。

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観光のトップシーズンとなるだけに、観光地住みの人間としては、空港に近づくのもイヤなシーズン。どこかに出掛けるのは好きだけど、混雑する時に出掛けるのは好きじゃないのよ。

 

短い夏を惜しむかのように、海に向かう休日の道路は常にない混みようだった。関東近郊の大渋滞に比べればカワイイものだけど。

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(黄色いさくらんぼ、月山錦)

夏が短ければ、夏休みも短い。そのかわり、雪に閉ざされる冬季休みは多目で、バランスが取れてる。

 

夏休み、夏期休暇が短いかわりに12か月分の給与をもらうのがいいのか。夏期休暇はたっぷり1か月分あるかわりに、11か月分の給与で1年を暮らす方がいいのか。

 

11か月分の給与で暮らさないといけないから、職場は夏休みでも副業を探さざるを得ないのは、特定の国の特定職業ゆえなのか。競争が激しく、競争の見返りが大きな分野には、やっぱり競争のモチベーションが保ちやすいような制度設計がされている。

 

世界ランキングに顔を出すような大学で学ぶ生徒は、勉強量も半端じゃない。

 

そもそも学費も高い。奨学金免除の資格を得るには、よい成績をキープし続ける必要があり、奨学金が返済できるような企業に就職しようと思えば、やっぱりよい成績を取るしかない。必死なんだ。

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毎日夜遅くまで勉強するのは当たり前。真面目な子になると、学期中はすぐ近くにあるダウンタウンに遊びに出ることもなく、ほぼ大学と自分の部屋との往復だけで過ごしてる。服装だってダサダサで、ちっともおしゃれじゃない。

 

学歴がよい職に直結するとは限らないけど、人生の一時期を、わき目もふらずに勉強に捧げることができるのは、学究肌の人にとっては幸福な時間。

 

ノイズのない時間とでもいえばいいのか。生きる目的の違う人間に、時間を割かず、取られず純度の濃い時間を過ごすことへの憧れが、知名度の高い大学に学生を駆り立てている側面はきっとある。

 

純度の濃い時間を求める学生には、インターンという道も用意されている。いいことばかりではないけれど、やっぱり競争のモチベーションが保ちやすい制度が用意されている。

 

競争が激しいから長い休暇も必要で、競争のスタートラインに立ったばかりの人間は、資産でもなければゆっくり休むこともできず、副業で稼ぐ。

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(見た目に惑わされるけど、アメリカンチェリーのように濃厚な甘み)

たまに三連休となるような祝日がほどほど以上に用意され、現役の間はそうそう長い休暇、月単位で休みも取れないのが日本。

 

さほど競争が激しくない現状を反映してる。そして、激しい競争を勝ち抜いてきて、今後もずっと競争し続けることに疲れてる人は、どこがのんびりできる場所かもよく知っている。ある種の人からすれば、治安もいい日本は今でもパラダイス。

 

お休みなさーい。

熱狂が変える景色

日記 世の中

ポケモンGO旋風が、ここ札幌でも猛威をふるっているのか。ゲームとは無縁の生活なので、その辺りのことは確かめようもない。

 

スマホ画面を凝視しながら歩く人が、気持ち増えたような気もするけれど、そもそも札幌は観光地。歩きスマホの人を見かけるのも日常のこと。とつぜん車や自転車の前に飛び出してくれるなよ、と願うばかり。

 

ゲームとは無縁の生活だけど、ゲームを毛嫌いしてるわけでもない。単に、「ゲーム楽しい(*´▽`*)」という回路が開くには、時間がかかりすぎるだけ。他のことをしていた方が、楽しい!という回路がパカパーン!!!と開きやすいだけ。

 

ポケモンGOで気軽に街へと飛び出す人たちは、エンタメを通じて気軽に行動を起こす人たち。

高校生からのゲーム理論 (ちくまプリマー新書)

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 テレビや雑誌は見ない・読まない、CMはスキップ、アドブロックも標準装備済みの「手強い」消費者であっても、ポケモンGOを通じてなら特定企業との接点が持てる。
手強いはずの消費者が、もっとも扱いやすい、チャラい消費者に変わる可能性アリ。

 

イングレスの時は、「ゲームは室内にこもってやるもの」という思い込みが覆された。ポケモンGOでは、マクドナルドのように特定企業がポータルに指定されることで、通常営業をしているだけで集客増につながる仕組みができた。

 

広告やメディアで人を動かすよりも、はるかに大量かつ確実に「人を動かす」方法が確立されたことになるから、ゲームをしない人間でも、今後のなりゆきにはすごーく注目してる。

 ポケモンGOでポータルになれば、客が勝手に寄ってくるんだから。

 

オールドタイプの広告は、ますます意味がなくなって、ダイレクトメールや勧誘電話といったものも姿を消すかも。そうなれば、勧誘目的の個人情報収集も意味がなくなる。合法であっても、気付かぬうちに個人情報が企業から企業へと譲渡されてるような事態が減るのは歓迎。

 

今はまだ位置情報ゲームそのものが黎明期だから、ポータルになっているのも大企業だけ。位置情報ゲームがもっと浸透して、ポータルになる企業の顔触れが変わってくると、「人の動き」もまた変わる。

 

夏のイベントシーズンに合わせて、アウトドアメーカーがスポンサーとなり、キャンプ場なんかをポータルにしても面白そう。

 

レアなキャラクターの配置を過疎ってるキャンプ場のある場所に設定すれば、過疎地に人を誘導することもできる。

 

「人を動かす」のはビッグ・ブラザー的発想でもあるけれど、21世紀のビッグ・ブラザーは、恐怖ではなく楽しさがベースになっている。楽しさがベースにあるから、一日に2万歩あるくのもヘーキになる。しかも、2万歩あるいてもニコニコしてる。すごいよね。

 

金銭がベースになっていたら、報酬に対しての適切な労働かどうかを考えて、働き過ぎをセーブする。

 

恐怖がベースになっていたら、労働の成果物にどれほど価値があっても、隙あらば逃げ出そうとする。

 

ポケモンGOは、「楽しい」で回せる仕組みは時として途方もないパワーを発揮することを証明してる。「辛い」で回してる仕組みは、駆逐される恐怖に怯えてもいいくらい。

 

グリーと聞けばgleeと綴りたくなり、ディーエヌエーと聞けばDNAと書いて、ナニカガマチガッテルとグーグルさんで答え合わせするくらい、ゲームにもウェブサービスにも縁がない。

 

でも、楽しいで回ってる仕組みが生み出す熱狂と、熱狂によるパワーは知っている。

 

ポケモンGOに熱狂することはないけれど、ポケモンGOが生み出す熱狂が何を変えていくのか、考えることには熱心になれる。

bylines.news.yahoo.co.jp

www.advertimes.com

楽しくないと、やらないよ。お休みなさーい。

ラベンダーの向こうに見えるあれは、頭大仏。真駒内滝野霊園に行ってきた。

ローカル 日帰りで行ける

真駒内滝野霊園といえば、モアイ像のある面白スポットとして一部では有名。このたび、モアイ像やストーンヘンジに加え、新たに「大仏」も追加されたということで、見に行ってきた。

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 真駒内滝野霊園があるのは、札幌市南区。がっかり名所の札幌時計台から距離にして20km、時間にして車で約40分ほどの行程なので、気軽に出かけられる。

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芸術の森美術館を通りすぎることしばし。真駒内滝野霊園の周囲はゴルフ場ばっか。鬱蒼とした緑の中を進んでいくと、唐突にモアイ像が現れる。

 

そしてモアイ像の向こうに、何かが見える。

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にょにょん。

 

ラベンダーの向こうにのぞくのは、「頭大仏」。一応礼拝施設ではあるんだ。頭大仏拝観用の駐車場に車を停めて、さらに近付いてみる。

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ラベンダー以外のお花畑も造成中。これからきっと、極楽浄土な景色へと変わっていくものと思われる。

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お花畑の向こうには、安定のモアイ像。もう驚かなくなったけど、初めて見る人ならきっとお腹抱えて笑える。

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もう一枚、ラベンダーの向こうのモアイ像。天国への階段を一段登ったかのような、ピースフルな景色。

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礼拝施設らしく、神獣がお出迎え。神獣の向こうには、ストーンヘンジが見えている。やたらと石像が多いけど、もともと南区は札幌軟石の産地。石像や墓石とは相性よしな土地柄と思えば納得する。

 

実はこの「頭大仏」を安置した「頭大仏殿」は、建築家の安藤忠雄氏によってプランニングされたもの(注:設計とはどこにも書いてないんだよね)そのせいか、近寄ってみると大変スタイリッシュな空間なんだ。

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正面からは大仏様のお顔が見えないように、絶妙に計算された配置。アプローチという名の参道を進んでいくと、水庭に出る。

 

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公共建築×安藤忠雄で探したら、どこか他にもありそうで、デジャブ感あり。とはいえ、穏やかな水の流れを見ていると、天国への階段をまた一段登ったよう。

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落ち着く。

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このトンネルの上がラベンダー。建築に興味がある人が見に来ても面白いんじゃないかな。

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ようやく大仏様とご対面。後光が差して見える、ありがたや。

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参拝料という名の何かは徴収してなかったけれど、“お志“として300円ほど払ってくれたら嬉しいとのことだった。経営主体は公益社団法人なので、色々と奥ゆかしい。

 

アタシ、ラベンダーの香りに包まれて眠りたいわーとか。

安藤忠雄氏プランニングの大仏殿に見守られるのも悪くないとか。

 

死んだ後も何らかの差別化を求める人には、何かとよろしんじゃないでしょうか。戒名による差別化より現代的。

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鹿とモアイ。

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ストーンヘンジ。嬉し気に写真撮ってみたけど、永代供養墓が併設されていた。

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好評発売中。

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敷地にはまだまだ余裕あり。次はピラミッドでも作るのだろうか。

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ラベンダーは咲き誇り、空はどこまでも青く広く続いてる。

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ばかげて広い霊園で、曲がるところを間違えたら行けども行けども墓。近頃の墓についてのトレンドを、ひと通り学習できた。知られざる市場ものぞき見たって感じ。

 

お彼岸ともなれば、大渋滞となるエリア。何気なく通りすぎてた国道453号線沿いで、ジェラート屋を発見。食べログでも見たことのあるお店の名前。狭いけど、イートイン・コーナーもあり。

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地酒屋さんによるジェラート屋さんゆえに、ラム酒を使ったラムレーズンが食べて見たかったけど、しっかりアルコールが入っているので断念。

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ブルーベリーミルフィーユとヘーゼルナッツ(多分そのはず)。どちらも、乾いたのどに嬉しい美味しさ。うまうま。

www.karinju.com

店内は薄暗く、お酒に配慮したちゃんとした地酒屋さんって感じだった。珍しいお酒もあり。あぁラムレーズンが食べてみたかった。。

 

お休みなさーい。

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シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT阿弖流為<アテルイ>』見てきた

映画 レビュー

いくらワンピース歌舞伎が面白いと評判でも、地方都市カンケーないし┐(´ー`)┌ 

どうせ東京だけのお楽しみでしょと思ってたら、そのうち地方都市でも見られるようになるらしい。シネマ歌舞伎に姿を変えて。

 

月イチ歌舞伎の第一弾、『歌舞伎NEXT阿弖流為アテルイ>』見てきた。

 

アニメからエンターテイメントに入った人にも、優しい作品

ワンピース歌舞伎と同じく、オリジナル脚本による新作。はっきりいって、ものすごーく面白かった\(^o^)/ 月イチ歌舞伎の第一弾だけあって、気合入りまくり。

 

市川染五郎×中村勘九郎×中村七之助と、これからの歌舞伎界をしょって立つ、スーパースターのそろい踏み。エンターテイメントとしての歌舞伎の面白さを、これでもかと詰め込んでた。


6/25公開!シネマ歌舞伎『阿弖流為〈アテルイ〉』予告編

あらこれ市川猿之助スーパー歌舞伎みたい。京都の南座で『三人吉三』や『藤娘』くらいは見たことがあり、歌舞伎ってこんなもんでしょという知識があってもびっくり。思い込みを、きれいに裏切ってくれる。

 

めいっぱいエンターテイメントに振り切った作品。退屈する間もなし。主役を演じるのは若手の3人だから、伝統芸能とは思えない元気のよさで、舞台の上を動き回って、走り回る。

 

1回の舞台3時間で、何キロ体重落ちるのか聞いてみたい。若さっていいな、体力あるな。アクションシーン満載で、チャンチャンバラバラやってる。

 

阿弖流為といえば、大河ドラマや小説にもなっている、実在の人物。北の蛮族の国、蝦夷の軍事的指導者。大和の敵。『歌舞伎NEXT阿弖流為アテルイ>』では、北のオオカミ・阿弖流為染五郎が、都のトラ・坂上田村麻呂勘九郎が、二人の英雄と因縁を持つ謎の女・立烏帽子を七之助が演じてる。

 

蝦夷に立烏帽子だから、遠くかすかにジブリの影も見え隠れする。神様なんて、まさにジブリっぽい。だから、歌舞伎が初めてでもきっととっつきやすい。アニメからエンターテイメントに入った人にも、優しいんだ。

 

連続ドラマ6回分を1回の舞台に詰め込んだかのような、超濃厚なストーリー

朝廷に抗い続ける蝦夷の長・阿弖流為は悪か、それとも民を守る正義か

古き時代。北の民 蝦夷は国家統一を目論む大和朝廷に攻め込まれていた。そこに、かつて一族の神に背き追放された阿弖流為が、運命の再開を果たした恋人 立烏帽子と共に戻り、蝦夷を率いて立ち上がる。

一方、朝廷は征夷大将軍に、若くとも人望の厚い坂上田村麻呂を据え、戦禍は更に劇化していく。戦いの中で、民を想うお互いの義を認め合いながらも、ついに2人が決着をつける時が迫り来ようとしていた。

歌舞伎NEXT阿弖流為アテルイ>公式サイトより引用)

3時間によくおさめたな!と感心するほど、濃いストーリー。北のオオカミと都のトラ。ヒーロー二人が最強の座をめぐって戦うだけでなく、それぞれ裏切りや罠にはまって窮地に陥ってくれるからハラハラ。

 

二人ともいい人でイケメン設定なんだけど、イケメンだからといって、運命の女神はたやすく微笑まないところがいい。そこに謎の女・立烏帽子も絡んでくるから、ますますややこしくなって、ワクワクできる。

 

ややこしいけれど、そこはやっぱり舞台で歌舞伎だから、映画とはまた違ったストーリー運びで、時にはバッサリ枝葉をとっ払って単純化。早戻しできないからな。。

 

誰にでもわかりやすくに徹しているから、時には舞台上のキャラが観客に変わってツッコミも入れる。「なんでそこに熊がいるのよ!」と。歌舞伎なんだけど、熊Σ(・□・;)(←ほんとに熊、まごうかたなき熊だった)も出てきてびっくりさ。

 

バイプレーヤーもいい味出しまくり。脇を名優が固める豪華な布陣

キャストが花道を駆けまわり、時に奈落が落ちるのは、舞台ならではのお楽しみ。ライブで見れた人が、やっぱりうらやましい。

 

うらやましいけれど、シネマ歌舞伎ならではのお楽しみは、なんといってもセリフの聞き取りやすさ。歌舞伎と普通の現代劇と。見比べた時に気になるのは、セリフが聞き取りやすいかどうか。舞台で鍛えた人は、発声と滑舌がいい。

 

歌舞伎役者のみなさんは、それぞれ子供の頃から鍛えてる人ばかりなので、なにしろ基礎がしっかりしてるんだ(偉そうでスイマセン。。)。アクション多めでも、セリフが乱れない。音声を拾ってクローズアップしてくれるシネマ歌舞伎になると、ますますセリフが聞き取りやすくなってるから、ストーリーも追いやすい。

ついでに、ここぞと見得を切る場面でもクローズアップ。よい隈取が取れそう。。と、うっとりできた。

 

坂上田村麻呂の姉にして、都の女狐と呼びたい煮ても焼いても食えそうにない女、御霊御前を演じた市村萬次郎の声のよさにもうっとり。歌舞伎では、声がいいかどうかがとっても重要。

 

そして、とことん「生き意地の悪い男」蛮甲を演じた片岡亀蔵!!!熊を嫁にもつだけあって、最初から最後まで予測のつかない行動で、舞台をひっかきまわしてくれる。こういうトリックスター的キャラが、生き生きと活躍するストーリーだから、ややこしくて面白いんだ。

 

チャンチャンバラバラやってても、すごーく嘘っぽい戦闘シーンだから、単なるフィクションとして楽しめる。

ストーリー上必要とはいえ、リアリティあふれる映画の戦闘シーンは、現実のテロや戦争をオーバーラップさせるから、お腹いっぱい。嘘くさいぐらいじゃないと、もうフィクションとして消費できないくらい、テロも戦争も身近になり過ぎた。

 

どこをとってもリアリティのないストーリーを、肉体を駆使してリアルな役者さんが演じるからいい。オペラグラスなしでも、飛び散る汗までしっかり確認できる。

 

不満といえば、3時間の上映で、休憩時間が10分しかなかったことくらい。劇場のように、優雅にお弁当タイムとはいかないところが残念だけど、その分チケットが安いからしょうがない。3回以上観ると決めてる人は、3枚セットにするとさらにお得。

 

月イチ歌舞伎は、伝統的な演目と新作を織り交ぜながら、今後も続く。7月は、野田秀樹が脚本・演出の『野田版 研辰の討たれ』。今度は上映時間も1時間半ほどと、とっつきやすそう。

www.shochiku.co.jp

 

お休みなさーい。

その名は、甘露

食べ物

見た目は網目のないメロン、プリンスメロンっぽくもあるこちらは、メロンというより瓜に近い食べ物。別の場所では別の名前で呼ばれてそうだけど、北海道では「甘露(かんろ)」と言うらしい。

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Wikiさんに聞いてみたら、やっぱりマクワウリの一種だった。メロンほど甘みは強くないけれどさっぱりとしていて、ほどよくのどの渇きを癒してくれる夏のくだもの。

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メロンの一種だけあって香りが強く、熟すと美味しそうな甘い香りを部屋中に放つ。そこはメロンっぽい。マクワウリならよそでも見かけるけど、甘露は今のところ北海道でしか見たことない。見たことないから、見かけるとむしろ喜んで買ってる。

 

食べる直前に冷やしてシンプルにそのまま味わう以外、方法がないような食べ物。ステキデザートに変身した姿が想像できない。トマトだってジェラートになるこのご時世にあって、ステキデザートに変身しようもないくだものがむしろ新鮮。

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スイカをグリルして、ハーブやスパイスをまぶして作るホットデザートのレシピを見たことがある。もちろん外国、それもアメリカかどこかの国の人。なぜスイカをグリルしようと思ったのか、小一時間説教したいようなシロモノだった。

 

スイカはなんといってもまずはのどの渇きを癒すものだろうという、シルクロード文化圏における共通認識、シルクロード文化圏を離れたらちっとも通じやしない。

 

頭痛や悪夢に襲われそうなレシピが見つかるのが、外国のレシピをながめる楽しみのひとつ。来歴を知らないか敢えて無視すれば、とことんクリエイティブなものができあがるけど、美味しさがともなってるかどうかもとことん未知数。

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道産くだものとして、煮たり焼いたり無理くりデザートに変身させられる。数奇な運命を、甘露よ、君は生きることなかれ。

 

お休みなさーい。

しゃくしゃくとした食感もいい、豚肉とレンコンのオイスターソース炒め

食べ物

レンコンの旬は秋らしいけど、今の季節もフレッシュなレンコンが出回ってる。以前住んでいた場所はレンコンの産地に近く、蓮田もあちこちにあった。ロータスピンクの群生のそばを、たびたび車で通り過ぎていた、場所の記憶と結びついている食べ物。しゃくしゃくした食感が好き。

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【材料】

  • 豚肉(豚バラでも豚ロースでも) 200g
  • レンコン 100g
  • ピーマン 1個
  • にんんくとしょうがのみじんぎり にんにく2 : しょうが1
  • 酒・オイスターソース 大さじ1
  • しょうゆ 小さじ1~2
  • ごま油

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レンコンは半月に切り、酢水にさらす。ピーマンは細切り、豚肉はひと口大に切る。

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フライパンを熱してごま油をひき、レンコンを中火で火が通るまで炒める。炒めたあと、いったんフライパンから取り出しておく。あらかじめ電子レンジで加熱しておけば、炒める時間も短縮できる。

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引き続き、にんにく・しょうがのみじん切りを炒め、香りが出てきたら豚肉を加えて強火で炒める。肉の色が変わったら、ピーマン、レンコンを戻し入れて炒める。

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酒とオイスターソースを、全体にからめるように加える。しょうゆを加える。濃い味付けが好みの場合は、適宜各調味料を足して調節する。

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ゴマをぱらぱら振って、完成。

 

インテリア特集目当てで買った雑誌に載っていた、料理研究家ケンタロウのレシピ。ケンタロウがもしお店を出すなら、そこで看板にしたい定食メニューということで、何品かのレシピとともに紹介されていた。いずれのレシピも副菜とともに紹介されていて、THE定食!なレシピになっている。彼が作る料理はどれもそうだけど、ご飯がすすむ味。

 

何品か紹介されているなかで、もっともよく作っているのがこのレシピ。嘘かほんとか知らないけれど、レンコンはケンタロウの好物となっている。

 

切り抜きもせず、レシピが載っていた雑誌ごと手許に置き続けている。この先もう彼の新作レシピを見ることはないんだな、と雑誌を取り出すたびに、もの哀しくなる。

 

思い立って調べてみたら、レシピ本にまとまってた。このレシピが載ってるかどうかまではわからず。

ケンタロウの日の出食堂 (ベネッセ・ムック)

ケンタロウの日の出食堂 (ベネッセ・ムック)

 

 

 

waltham7002.hatenadiary.jp

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