クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ナニモノかナマケモノか。

『影響力の武器』という迷惑な本がありまして。何年か前に流行り、今も順調に売れてるっぽいロングセラー。本屋さんの店頭で、今でも見かける。

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

 
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか

 

 本編と実践編に加えて、およそ500ページもある本編を60ページにまとめたコミック編もあるらしい。実践編は50の実例でできてることを思えば、コミック編もむべなるかな。むべなるかなの「むべ」は、果物由来だとグーグルさんに教えてもらった。


「説得の科学」との副題がついている。他人に説得されることも、他人を説得する必要もない身には無用の長物なので、家でホコリ被ってる。流行りで買ってみただけ。役に立ったことも、役に立てようと思ったこともなし。


説得の科学が必要なのは、他人に動いてもらわないと仕事やタスクが進まない人。利害関係者が複数に及んで、調整が必要で、調整をできるだけスムーズに進めたい人にとって必要な情報。他人に説得されないためにも必読となってたけど、胡散臭い、怪しい情報やヒトに対しては切断処理が最も有効。


他人に動いてもらわないと仕事やタスクがすすまない人にとって、倫理的な影響力、人道に配慮した影響力は必須。自分の言葉がどれだけ相手に届いたか、動かない人を動かせたかどうかで序列が決まるような人は特に。


上司でも何でもない、利害関係なんて発生しないアカの他人の言うこと為すことに耳を傾ける必要なんてこれっぽっちもない。ましてや相手が胡散臭く、非合法な手段も辞さないのであれば、なおさらその言動は信用に値しない。


「説得の道具の不正使用」については、説得されようとしている人よりも、その事態を見守る世間一般の人の目の方が厳しい。強い影響力を持てば、世間一般にとっても害になるような人や状況の場合は、セーフティガードが発動すると信じてる。


目的のためにはと、「説得の道具の不正使用」をやらかした人は、同じ過ちを繰り返しがち。ラクな方に、やすきに流れるくらい劣化してるんだから、その言説も同じく劣化して、尖ったナイフもいつの間にか錆びたナイフになってる。インパクトないねん。


ポジションが人を作って、ポジションに相応しい影響力を身に着けるようになる。逆に言えば、ポジションがない人には、影響力も必要ないんだけどな。ただ人なのに、影響力つけようと必死な人がナニモノなのかわからない。もしやナマケモノか。

 

影響力を考えるんだったら、なぜアバの曲は今も人気なのかを考えた方が、他人様の迷惑にもならない。

 

お休みなさーい。