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クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

「ひとり社会」では経済力より生活力

少し前にこんなレポートを読んだ。

www.nli-research.co.jp

 2010 年度の国勢調査では、単独世帯は全体の32.4%にまで上昇していて、今は一人暮らしの人が増えていること。高齢化社会で配偶者との死別が増えるとますますひとり暮らしの人が増え、今後は「ひとり社会」に突入するだろうとの予想に基き、じゃあどうすればについて簡単にまとめてあった。
 
 
ひとり社会を生き抜くのに必要なのは、経済力より生活力
 
 
そりゃそうよね。衣・食・住、家をきれいに掃除したり、洗濯したり。あるいは美味しいご飯を食べるにしたって、プロに任せればお金かかってしょうがない。栄養や自分の好みまで考慮した食事を用意してくれて、何も言わなくても家の中をいつも快適に整えてくれる。よく出来た配偶者並みのサービスを民間に期待すれ ば、あっという間にせっせと蓄えた貯金も底をつく。
 
 
働き手が少なくなる社会では、家事代行サービスのような一見誰にでもできそうな仕事もお金に変えることができるけれど、家事スキルは個人によって相当バラつきがある。赤の他人の世話を受けて初めて、自分の配偶者の家事スキルの真実の姿に気付く人もいそう。
 
 
家事代行サービスにも、スキマ時間でさくっと稼ぐような価格破壊モデル、きっと出てくるかあるいはもう世にあるのかもしれない。安い報酬しか払えない人は、低スキルの人しか雇えない。それが相応だと満足できる人は、「ひとり社会」でも上手に生き抜ける。足りない分は自分で補えばいいから。
 
 
安い報酬しか払えないのに、低スキルなサービスでは満足できず、自分の手を動かすかわりにガミガミ口に出す人は「ひとり社会」では生き難い。口を動かす代わりに手を動かせた方が、生活全般に対するQOLは高くなるんだから、生活力を磨いておくのも老後の備えの一環になる。
 
 
老後に必要な資金が億や何千万と試算する人は、きっとやかまし屋。サービスに対する要求水準は高いけれど自らは低スキルで、スキルを正当に評価することができない可能性が大。
 
 
足りない分は自分で補える人だったら、成果物、すみずみまでキレイに掃除することや美味しい料理がでてくるにはどの程度のスキルが必要か、ちゃんと見極められる。ちゃんと見極められるから無駄に文句言ったりもしないので、「ひとり社会」でも平穏に生きられる。平穏に生きてる人の周りには人も集まってくるから、寂しいと思うこともなくますますQOLが高くなる。
 
 
習 うより慣れろで、数をこなせば家事スキルも自然と向上する。食に対するハードルは高いけれど、幸いなことに今はコンビニでもスーパーでも調理済みや半調理 済みのものが増えている。
いなば とりささみフレーク低脂肪 80g×24個

いなば とりささみフレーク低脂肪 80g×24個

 

 (セブンイレブンのサラダチキンはさすがに見当たらなかった。。)

一汁三菜をすべて自力で用意するのは大変で、食材を使いまわすにも知恵がいる。副菜ぐらいは出来合いでという需要に応えて、個食対応の食品も増えている。
 

 社会の上層にいる人たち、ちゃんと下々の生活に目を配ってる。

 
 
生活力が高い人の方が、QOLが高い生活を送れる将来に備え、家の中の整理術やお手軽クッキングテク、わかりやすく目につくところに並ぶよう配慮してる。
人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

 

 

今は家事スキル、生活に関してのルールが各家庭で個別具体的すぎる。企業内のファイリングシステムみたいなもので、生活に関してもある程度共通ルールがあれば、いきなり他人の家に踏み込んでもまごつくことなく、そこそこの報酬に見合ったそこそこの労働力で、お互いハッピーな関係も築けそう。

 

廉価な家事代行サービスが根付くには、まずは家事や生活に関するゆるやかな共通ルールが広く知られることの方が、ソフトランディングには役立ちそう。ついでに、暇たっぷり余裕たっぷりな人が高級食材で作るレシピよりも、時間に追われて慌ただしい中で、多少見栄えが悪くても栄養満点で美味しいレシピを提供する 料理研究家が人気となった方がいい。

 生活感があるのはダサくてカッコ悪いととらえがち。でも実は、生活力を高めるのも老後資金に負けず劣らず大事になってきそう。お金持ってても、使いよう、 サービスを受けられなければどうしようもない。ということで、高収入は稼げないけど生活力が高い人にも、逆転のチャンスあり。

 

お休みなさーい。