クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

暖冬

12月、それももういくつ寝るとクリスマスにお正月という時に、ヒールのある靴を履いてぽてぽて歩くとは思わなかった。

 

転んだらイヤ。さらに言えば転んで怪我した挙句、日常生活に不自由を感じるようになるのがイヤで、例年雪が降り始めるとヒールのある靴は履かないようにしてる。雪がこんなに少ない年末は、北海道に来て以来始めてかも。

 

何か、特に加工食品を買う時は、とりあえず原材料をチェックする癖がついている。

 

海外産のメジャーな製品が、日本製に比べても安価でそれでいて原材料がシンプルで、保存料やその他、なぜ添加されているのかわからないような謎の物質が含まれていない時。想像するのは近代的な設備が整った大工場の、滅菌殺菌が行き届いたスーパークリーンルーム

 

クリーンルームに入ったはいいものの、まずはコロコロを手に取って紛れ込んだ虫のお掃除から始めるような前近代的な設備だと滅菌殺菌も行き届かないから、添加物が増えるんだと思ってる。

 

個人宅のキッチンのコンロなら、後ろを振り返れば冷蔵庫があったりして、コンロから冷蔵庫に直行すれば滅菌殺菌にもさほど神経質にならなくてもいいけれど。

 

工場を出たあとは、常温だったり寒冷だったりあるいは高温だったり。幾度かの温度変化を経てようやく消費者の手許に届くような商品で、必ずしも丁寧に扱われるとは限らなかったら、なにがしかの添加物を加えて腐敗しないよう慎重になるのも無理はない。

 

雑に扱われることも比較的まれで、温度変化も最小になるように環境を選べ、どこかで放置されることもなく迅速に消費者や最終消費地に届くとわかっていれば、また別。

 

安心して製品を託せる輸送や流通経路がないと、繊細なものは運べない。ついでに繊細なものなのに迅速にという条件まで加わると、さらに厳しくなる。

 

輸送の途中で、放り投げられるしぶん投げられる。

 

雑に扱われることがわかっていれば、そりゃあらかじめ頑丈に作るし、遠方までは送れないと送る範囲も限定する。繊細で取り扱いに注意を要するようなものは、繊細かつ取り扱いに注意を要することを承知してる人が、より多く揃ってる方に行くものさ。

 

かつては、その辺を承知してる人がちゃんと揃ってたものなんだけど。

 

繊細なものを雑に扱い、雑に扱ったせいで数が揃わなかったり。破損や毀損が多くなってクレームが増えたなら、最終消費地や消費者の質が変わったってことで、環境が変わったのなら変わった環境に合わせようとなるのが、自然な流れ。

 

環境を無理に変えたかったら、針小棒大が得意でとびきりアレな人を送り込んでイメージを悪化させ、さも最終消費地や消費者の質が変わったかのように偽装させるときっと効果あり。

 

環境が変わると、変わった環境に合わせてハードも変わり、ハードが変わるとお金が動く。

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再掲。撮りためた写真を見直そう運動中。肩の上に雪壁の上、何かが気になり過ぎる。

本当に一から十どころか、一から百や千までお金の話でしかなくてうんざりするんだけど。うんざりするくらいお金が動かないと、うんざりするほど動かないお金を動かそうと、ますます騒々しくなるものなのかも。

 

心地いい、あるいは浸ってると楽しい情報漬けになっていると、偏った情報ばかり耳にするようになるものだから、埋蔵金伝説のような根拠希薄なデマを流す対象としてうってつけ。

 

非現実的という点で、テロリズム神秘主義はどっちもどっち。どっちもどっちの結局は似た者だから、真逆で犬猿の仲に見えても意外とウマは合うのかも。現実しか見ないし信じないリアリストよりも、百倍も千倍も相性よさげで、だからリアリストは一顧だにしない。

 

天然の冷蔵庫という条件が変わったら、そりゃ腐敗するのも早くなるし増えるに決まってる。