晴天に恵まれた週末は、気温も上昇。
ようやくやってきた春の日差しを求めてか、老いも若きもみなゾロゾロとお日様のもとに集ってた。
浴びれる時に、お日様の光浴びとかなきゃね。という、紫外線など気にもとめずに日光浴を優先する姿は、北国の人に特有できっと万国共通。すっかり雪も融けた道を、てくてく歩く。ヒールのある靴も久しぶり。久しぶりなので、ただ歩くだけでもいい運動になる。
木蓮、あるいは桜に梅といった、木に咲く花が咲くのはまだまだ先。今の季節は、木よりも地面。カラフルな球根植物の花が、可愛らしい花を咲かせていた。
別に何するわけでも何が目当てってわけでもないけどさ。天気のいい日に、ただぶらぶらと歩く。その種の場所に苦労しないのはきっといいことで、公共交通という大量輸送手段は偉大。
ちょっと車を走らせれば、緑豊かな自然には事欠かないけれど、駐車場には事欠き駐車場難民、あるいは駐車場待ちで長蛇の列を作る郊外お出掛け事情。公共交通とマイカーの、中間形態がもっとも快適度も高そうと思うのはこんな時。
つがいの片方だけがやたらと派手で目立つのは、オシドリだからか。そういう季節なのか、そこかしこと言うほど数は多くないけれど、ちょくちょく見かけた。
群で咲いていると、より可憐さが際立つスプリングエフェメラルかな。殺風景な景色を見慣れ過ぎていると、ようやく春になってお目にかかるこの種の妖精さんたちが、めったやたらと好ましい。
ミズバショウも見っけ。札幌でももうミズバショウが咲くんだな。
お金はお金を大事にする人のところに寄っていくように、たいていのものも大事にする人のところに寄ってくもの。大事にしない人のところには、寄りつかない。
木に咲く花は早々取り換えはきかないけれど、地面に咲く花、特に常に人の手が入ってるような場所では、去年の花と今年の花はしょっちゅう変わる。あら、今年はホニャララは咲いてないんだね。と、細かいところを見てる。
木は折々にばっさり切っちゃって、思い切りがいい。よく育った木を、どこからなりと調達できる算段があれば、切ることにもためらいなんてなし。