新年度の始まりがお天気だと、なんだか幸先がいい。
土の上をのぞいてほぼ雪は姿を消したけれど、緑萌えいずるあるいはしたたると言いたくなるような、緑でわっさわさな状態まではまだまだほど遠い。緑もなく雪もなければ、しばらくは殺風景。
列島各地から桜のたよりが聞こえてくることを思えば、日本、南北に長すぎ。
南北に長いから季節差を利用して、早く夏が訪れた地域の特産物を、夏の訪れが遅い地域へも回しという一種のエコサイクルも成立しやすい。そのエコサイクルを、もうちょっと南あるいは北へと拡大し、エコサイクル圏をちょっとずつ拡げながらだと、異文化襲来と過度に警戒されることもなく浸食できるのにね。
最終目的が共存だと、ちょっとずつ慣らして警戒されないようにするもの。最終目的が征服だと、物量にモノを言わせて圧倒しにかかる。異文化襲来で盛り上がるのは、結局は愛国心あるいは愛郷心。愛国心や愛郷心旺盛で真っ先に立ち上がって立ち向かってくるリーダーから順番に狙い撃ちすれば、長を失った集団はそのうち迷走し始める。
強いリーダーに率いられた集団が結局は脆いのは、カリスマのもとに集ったカリスマ頼りの衆は諸事カリスマ頼りだから、強いリーダーが居なくなったあとはなし崩し。ということなのかも。
先月食べたものの振り返り。
- 牛肉のトマト・アスパラ炒め
- 大根と牛肉の煮物
- あなごの蒲焼き
- 煮込みハンバーグ、にんじんグラッセ添え
- 春菊とツナご飯、帆立のソテー
- 牡蠣と大根の炊き込みご飯
- 春菊とツナご飯、豆腐こんにゃく
- 蕗とひき肉炒め、玉子焼き
- 蕗とひき肉炒めのパスタ
- グリーンピース入りポークピラフ
- ドリア、ごぼうとツナのサラダ
- 煮豚と煮卵
- 野菜入り煮込み蕎麦
- 鮭のマリネ、蒸しナスの和え物
- 春巻き
- おろし玉ねぎソースのステーキ、ポテトサラダ
- くずし豆腐、春雨とピーマンにんじんのきんぴら
- 五目豆と鶏の煮込み、小松菜のじゃこ和え
- オイルサーディンのパスタ
- ツナと塩こぶの炊き込みご飯
- 豚肉のマーマレード焼き、キャロットラペ、干し柿とクリームチーズ
- なめたけ豆腐丼
- 煮込みうどん
- きのこのペペロンチーノパスタ、豆腐ステーキ
- 厚揚げのいんろう煮
- おつまみプレート(ソーセージ、チーズ、アボカド、トマトマリネ、焼きカブ、サラダ)
- チキン南蛮
五目豆と鶏の煮込みを久しぶりに作り、豆の美味しさを噛みしめた。ポークビーンズもそのうち作ろう。乾燥豆に干し椎茸。戻すというひと手間さえ惜しまなければ、鮮度を気にしなくてもいいのが乾物類のいいところ。
乾燥させて保存という、世界各国で見られる昔ながらの知恵。基本は乾燥させるだけだから、めっちゃエコ。エコなんだけど、エコはだいたい大規模設備投資とは別物だから、大規模設備投資好きな人にはきっとウケない。
先月の収穫は、豚肉のマーマレード焼きの漬け汁で作ったソースにおろし玉ねぎで作ったステーキソース。ありふれた料理もソースを変えると、目先が変わって気持ちもフレッシュ。
また作りたいと思うレシピ、あるいはこれを食べれば元気百倍という、心の琴線に触れるレシピを探索する日々。美味しい食べ物はお手軽な気分転換アイテムで、もうダメだと地にめり込みそうな時でもわりと簡単に浮上できる。
お手軽で簡単なだけに、頼り過ぎると効果も薄くなってくるのが悩ましい。かといって手の込んだものにレベルアップすると、料理そのものに対する飽きも早くなり、かつ食材沼にもはまりそうで、それはそれでイヤかも。