クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

エバンジェリスト

ウチメシがほとんどという生活を送っていると、口に合わないものや見た目は何ともなくとも実は難ありみたいなものを食べた時には、すべからくお腹が教えてくれる。つまり、すぐにお腹の調子が悪くなり、あぁあれは良くないものだったんだとわかるようにできている。

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問題は、常には口にしないものを立て続けに食べた時で、お腹の調子が悪くなった原因がどこにあるのか、わかりづらい。

 

ウチメシが多いとはいえ、たまに食べるインスタント食品は、何て美味しいんでしょうと感動しながら食べてる。舌の肥えた消費者に鍛えられてきたインスタント食品は、やっぱり完成度が高い。

 

インスタント食品に限らず、入手しやすいナショナルブランドの普及品もまた完成度が高いけれど、地元ファーストでローカルブランドを贔屓にする人が増えるとどうなることやら。勢力図が変わって生産量が変われば、品質も変わってくるに違いないから。

 

衣料品や食品を買う時には、たいてい原産地もチェックしてる。衣料品の場合は意外な国が原産地になっていることも多く、以前は中国産だったのに現在はさらに別の場所へと移動していることもある。世界の縫製工場の移り変わり。みたいなものが薄っすら感じられる。

 

受注側が、大量生産しか受け付けないと発注者に注文をつけられるのは、価格交渉力をつけた結果ともいえる。価格交渉力をつけた相手とは交渉にならず、生産国を転々としてる事情でもあるのかも。

 

最初は技術力。次はマネジメント。

 

技術を伝え、経営のイロハを伝授して相手を鍛えると、手強い交渉相手になることもあるけれど、技術とマネジメントの両輪がかみ合うようになれば、利益という果実を美味しくいただけるようにもなる。出資、あるいは投資でもしていればの話。

 

利益という果実を美味しくいただきながら、次は大きく育った彼ら自身が、彼ら自身の新しい技術力と新しいマネジメント手法を伝道し始めるのを待つばかり。次を育てるのは、楽をするため。利益を吸い上げるという旨味もさることながら、新しい伝道師が誕生したら、技術あるいはマネジメントの伝道というお役目からも解放される。

 

その種の伝道は、個々にチマチマやるよりも業界全体で取り組んだ方がきっと成果も上がりやすい。成果が出るとは限らない、無駄になるかもしれない知識の伝授は、別の言い方で言えば教育。学校関係者以外であっても教育に携わってきた経験があれば、片手間ではなくやってみたいと思うものかもね。

 

お休みなさーい。