クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

見出しでスルー

アメリカ国境に迫る移民集団について、英語のニュースでは一貫してmigrantと伝えている。正規の手続きを経て正規のビザを取得してやって来る、immigrantのお話ではないから、見出しにmigrantとあればmigrantに関心の薄い人は、見出しでスルーする。

f:id:waltham70:20181201135707j:plain
f:id:waltham70:20181201135702j:plain

あるワードが含まれていれば、あーそれは関係ないわとスルーする習慣が身に付けば、関心のあるテーマに集中できる。選択と集中みたいなもので、博覧強記をめざしてなければ多過ぎる情報のなかで溺れるだけ。

 

逆に、興味のありそうなワードでタグ付けして、関連するトピックスだけを選び出せれば全文読み上げという、時間のかかる作業を省略できる。

 

Migrantというタグだけではスルーする人も、雇用あるいは治安というワードが一緒にタグ付けされていると、関心を持つ人の数はそれだけ増える。

 

多面的な見方、多様な意見を反映させたい人は、多面的な見方や多様な意見を実装した場を用意する。その反対に、多様ではない我が業界・我が社の見方や意見を反映させたい人は、特定業界や業種あるいは特定団体の見方や意見を実装した場を用意する。

 

多様ではなく偏向しているとわかって使っているのか、偏向にさえ気づかずに使ってるのかで受け取り方も違ってくる。

 

誰からも等分に嫌われるのは、等分にどの立場からも距離があり偏向してないケースもあれば、偏向し過ぎてどの立場にも立てないケースもあるから混同できない。特定色に染まりたくないから等分にどの立場からも距離を取ろうとしている人に、等分にどの立場にも立てない人が接触してきて誤った印象を他に与えようとするから、少数派が少数派で居続けることは難しい。

 

見出しでスルーあるいはピックする人が増えるなら、見出し以外で判断材料を提供しているかどうかも、信用できるか否かの指標になる。多数に支持されたみんなの意見は案外間違ってることもあり、美人投票では自分が美人だと思う人よりも、多数の人が美人だと思う人に票が集まるもの。

 

言いたがりの人が多い場所では極論が注目を集めがちで、フラットな意見は埋もれがち。

f:id:waltham70:20181201135712j:plain

氷漬けとなった落ち葉、雪が積もる前の、今だから見られる景色。

埋もれがちなものを掘り起こす、目につきやすいようにする作業は、凸凹をならす作業にも似てる。やりたいことは凸凹をならすことなのか、それとも凸凹をより大きくすることなのか。瞬時に見分けるのは困難だけど、倍返し三倍返しを目論む人は、濡れ出に粟がきっとお好きに違いない。

 

旭川岩見沢では結構な雪が降ったようだけど、札幌では路面が見えてる程度の積雪。考えてみれば今年の夏は暑かったんだから、その分冬が暖かくなるのは理にかなってる。夏は酷暑で冬は極寒だと、なんのペナルティかと思うやね。