クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

道具と環境

道具だったらバカとハサミは使いようで済むけれど、環境だったら大勢の人が病気になる、おかしくなるようなものを放置してはおけない。 

 

水質がおかしいかどうか。真っ先に気付くのは水道局の人で、大気がおかしいのに真っ先に気付くのも大気を観測している人。同じように、インターネットという流れのような空気のようなもののおかしさに真っ先に気付くのも、インターネットの品質をチェックする立場の人たちで、その種の人たちがやってるお仕事は、インターネット以前にはなかった新しいオシゴト。

 

新しいけれど形態としては古くからあるものだから、新しいオシゴトをブラッシュアップさせたかったら、古くからノウハウを積み重ねてきた業種のいいとこどりをするに限る。

 

頭とシッポ。

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天気のいい日にまた見掛けたアオサギ。餌がいいのか、環境か。

もっとも早くその分野に飛び込んだアーリーアダプターと、もっとも遅くその分野にようよう接する人と。つながる必要があるのは、そんな時。「新しい」もの同士でつるんで一緒に何かやってる姿は最先端っぽいけれど、古いものに理解されなかった新しいものは、結局は単なる道具で終わる。

 

新しいはずのインターネットの会社が、実業分野で実績ある古くからの会社と繋がる姿の方が実は最先端。当初からハイブリッドしいてはその先の制覇めざして古い業界と縁を結んできた企業は、ある日突然その姿を変え、最先端に躍り出るのかも。かもかも。

 

という、埒もないことを考えるのが好きです。

 

最古の職業は、だいたいいつも当初から最先端とつるみやすいのも複合的な要因、例えばお金で買えるから商品化について理解が早いとか。いろいろありそうだけど、道具から環境をめざした時、ゾーニングやほどよい距離間のお付き合いも含めて避けて通れない問題だから、だったら最初から抱き込んでしまえということもありそう。

 

自分ちの裏庭にはあって欲しくないと忌避されがちなNIMBYが、物心両面でエリアを潤すエネルギーごと引っ越してきたらどうなのか。という古くて新しい問題の落としどころも、ある日突然想像もしなかった方法で解決済みとして全貌が見えてくるのかも。

 

ここでもやっぱり頭とシッポで、みんなが大好きなものが嫌われがちなものとニッコリ握手して登場したら掌返すのか。掌返す条件が、みんなが大好きなもの連れてこいだったらハードル高過ぎるから、嫌われ者をめざすには今は分が悪くて、悪名は無名に勝るでえげつないことで注目を集めて換金する手法の封じ込めにお役立ちでもあるよねとか。

 

今みたいに科学が発展していない時代から、権力者の住まいや重要な施設は地盤が強固な場所を選んで建てられてきたという事実は、権力の象徴には綻び厳禁だから、自然あるいは環境を観察して立地を選び抜いてきた結果とも言えて。

 

綻び厳禁だから選び抜いた地形の助けを借りて、より生き残りやすいよう作った建物が、結局は権力の象徴として後世まで伝わった。と考えると、綻び厳禁という必要にかられた道具が、権力の象徴という環境に変わって後世に残ったという、道具から環境への変遷に勝手に重ねてみる。

 

道具から環境に変わるには、何が必要で何が不要なのか。環境に変わって安定を手にしたい人ほど、よく考え抜いてる。不安定だと、道具に甘んじてるしかないから。

 

24時間停電中だった日の夜は、ブリザード吹き荒れる夜よりも静かだった。今後も経験するかどうかの静けさだったから好ましく捉えられるけれど、定常になったらそれは違う。

 

非常時対応グッズを各種取り揃えるよりも、そもそも非常時がやってこない状態の方が、そりゃ望ましいに決まってる。と、思いつつ非常時にお役立ちなものリスト眺めながら、何買い足していくか考え中。

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天気のいい日には遠出もしてきたけれど、残ってるのは近場の写真。

気温は、お昼だというのに18℃で肌寒い。サバイバルについて語らしたら、サバイバル環境に詳しく強い人の独壇場。サバイバルにはさして強くないなりに、サバイバルという意識も極小で乗り切る方法でも考えつつ過ごしましょ。今日は天気が悪いから。