クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ただの日記 

  • 超大型の台風21号、日本に接近中
  • ホンダのスーパーカブ、オートバイとしては世界初の累計生産台数1億台を突破
  • 独立で揺れるカタルーニャ州、スペイン政府は来年1月に地方選挙実施へ

10月もなかばで、東京なんて凍りついてるのに、今頃台風、それも超大型が来るのはなぜだ???海水温が高いせいとかなんとか聞いたような気もするけれど、真偽は知らね。天候がいちばんのニュースっていうのは、ある意味平和。報道しない自由を行使してるのかもしらんけどさ。

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試合やショーのたびに、くまのプーさんのぬいぐるみを大量にゲットする羽生選手。

 

彼のもとにはありとあらゆる種類のくまのプーさんが集まってくるわけで、年代別クマのプーさんコレクションが自然発生的に出来上がってる。将来的にはくまのプーさん博物館でも開けそうだけど、くまのプーさん広告塔として活躍したあとは、別のことにチャレンジしたっていいやね。

 

ハリーポッターは、出版から20周年経ってイギリスではイベントも行われてるとか。

 

ハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンが、大人になったらフェミニズムの先頭に立つようになるとは、夢にも思わなかった20年前。でもまぁ、ハリーポッター好きキッズとともに歳とってきたわけで。キッズ、子供と一緒に歳とって来た人が、子供の模範にならなくなったら、しょうがないわな。

 

そうならないよう周囲の大人が、相当気を付けて成長を見守ったと勝手に思ってる。

 

カタルーニャの独立で揺れるスペインに、スペイン内戦、スペイン内戦といえば『蝶の舌』と、古い映画を思い出したものの、Amazonビデオでは見つからず。需要がないからか?

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珍しい、黄色いプラム。

ヘミングウェーにキャパにオーウェルに。無駄に豪華なメンバーに惑わされて、スペイン内戦と言われたところで、その実際を深く知るわけではないけれど、深く傷つけられたのは、無名の人。兵士じゃねぇ。という印象を決定づけたのが、『蝶の舌』。

 

のどかで小さな村がイデオロギーで二分され、不穏になっていく一部始終を、少年の目から描いた作品。主人公は内気な少年で、内気な少年に“蝶々”という夢中になれるものを教えてくれたのが、小さな村の教師。

 

少年と教師の交流が、美しく描かれる一方で、村はイデオロギー闘争に巻き込まれていく。それまではゆるやかに、主義主張に違いはあってものんびり暮らしていた人達が、「どちらの側に立つのか」を迫られていく。

 

お前どっちの味方やねん?と、他人に強く迫るような人は、たいてい横柄なもの。

 

で、小さな村で穏やかな暮らしを望む人は、たいてい横柄な人には対抗し切れない。お前どっちの味方やねん?と強く迫る人たちに、不本意ながらも従わざるを得ず、穏やかな村の雰囲気、空気が変わっていく。

 

変わっていく中で、それでもそこに住む彼らには他に生き延びる術がなく、他に手段がないことを幼いながらも悟る主人公の少年が、最後に放つことばが強烈な印象を残す映画。

 

強烈な印象を残すとか書きながら、詳細は忘れてたからググって調べたんだけどさ。

 

他の人と同じように振る舞わなければ、小さな村では生きていけない。同調圧力に屈するわけだけど、それは心からの気持ちじゃない。本意じゃない。だったらということで、少年がお世話になった教師に放つ言葉が、哀しくてたまらない。

 

他にどうしようもない状況で、幼い少年が精一杯考えた上での行動は、きっとその後少年を救う。

 

どうしようもない状況で、どうしようもなかったと生涯悔やむことも罪悪感に苛まれることもない。できることはやったのだから。

 

そして、それが精一杯のことなんだと教師にだって通じないはずはなく、教師は少年の言葉に救われる。

 

ただ穏やかに暮らしてた人たちが、どうしてこんな目に遭わななきゃならないのか。

 

普通の人の穏やかな生活が奪われる理不尽さを、静かに訴えてくる作品で、惜しむらくはそんな慎ましさは、横柄な人には効きゃしないってとこやね。

 

スペイン内戦といえば、キャパの『崩れ落ちる兵士』の写真があまりにも有名で、なんてこったいと、おっちょこちょいが大挙して、我もと戦場に馳せ参じてたくなる魅力(というより魔力?)にあふれてる。

 

でもさ、駆け付けたそこはもともとは戦場なんかじゃなく、穏やかな生活が営まれていた場所だってこと、イナゴのように押し寄せた人たちは、どうせすぐ忘れるんでしょ。

蝶の舌 [DVD]

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 お休みなさーい。