型通りじゃない。型やぶりだから、聞いてる方はざわめくんだよな。ある意味サービス精神旺盛で、言って欲しい言葉がスルッと飛び出すあたりは、さすがリアリティ番組出身者。わりと何でも明け透けに話す人が、沈黙を貫くテーマは何だろうと、逆に気になるわ。
平成しか知らない人が、知らなさそうなもののひとつに「押し売り」があると思ってる。
宗教その他。突然自宅を急襲する、訪問販売に悩まされてる人は今でも一定数居ると思うけれど、昭和の押し売りはもっと怖いイメージ。
売ってるものは粗悪品。「買わなきゃ暴れてやるぞ」と言わんばかりの、暴言や暴力的態度で嫌われていたセールスマン。
現代だと、SEOを駆使したブラックハット的手法で、故意に誰かや何かの評判を落とす行為が、昭和の押し売りをバージョンアップさせたものに限りなく近く見えてしょうがない。
「買わなきゃ暴れてやるぞ」と売ってるものも、モノよりコトにシフトして、一緒に拳振り上げろと迫ってくる。一緒に拳振り上げるまで、法律に触れないギリギリの範囲でイヤガラセし続けてやるゾとの態度鮮明だったら、これどう考えても現代の押し売りでしょ。
インターホン。オートロック。監視カメラ。
押し売りに遭遇したくないユーザーの意向を受けて、着々と進化した玄関回りのセキュリティ。
現実の空間で起こった進化を、ネット空間が後追いしたところで、不思議でもなんでもない。ただでさえエコーチェンバーで先鋭化しやすい空間を、もっとおっかなくする必要もなし。
言霊。ことばにすれば思いは叶うで、自分以外の何かの破滅を願う人は、破滅によって浮かび上がろうとするハカイダー。創造する側に回れなかったら、破壊側で生きるしかない。
ハカイダー、キャラの名前は強烈だから知っているけれど、その実ストーリーも何も知らない。ダークヒーローっぽい名前を選んでつけた。そこには一体、どんな”時代の雰囲気“が込められていたのか。そこだけ興味あり。
ググれば何でも答えが書いてあるようで、その実中身をちゃんと読みも見もせず、伝聞で書かかれたものかもしれないから、油断ならねぇ。
ユニクロ、ついにバルセロナに進出で、喜ぶのは着るものに困ってる人。階級意識が根強く残る国やエリアでだって安い服は見つかるけれど、見るからに粗悪品で露出度も高めだったりする。貧乏人は下品なものを着てろが鮮明なのは、階級意識の裏返し。
日本の当たり前が、ものすごく質が高くて良心的なものだったと思い知るのは、“善きもの”がすべて海外に行ってしまってから。だったら遅いんだよな。。
保有は富裕層の特権で、持たざるものはシェアで耐え凌げとか言われたら、全力で拒否したくなる。
新幹線に高速道路に。
進化の証として欲しがる人が多かったから、全国津々浦々に整備されたわけだけど。先進国として進化した証だからと、全国津々浦々に新幹線や高速道路みたいに難民を配置しようとか考える人がもしいたら、その欲しがりの源泉には承認欲求が隠されてませんか、どうなのよ。とは、聞いてみたい。
お休みなさーい。