クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

旗の色

バスク地方の旗は赤・白・緑でできていて、赤はバスク人を白は信仰を緑はオークの木を表してるんだとか。

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旗といえば国や州ごとの旗、あるいは西洋社会における王家貴族のシンボル的なもの。とばかり思い込んでいて、それ以外にも使いたがる団体や組織については眼中にさえ無かった。

 

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、信用ならねぇと思うタイプ。今までの人生でまったく関係がなく、今後も一切いかなる関りを持つつもりもない団体が使う旗の色にだって、これからは虚心坦懐ではいられない。自然の美、自然の色がいちばん心安らぐさ。

 

8月は、意図的にブログを書かないようにしていた。自分のために書くものなのに、無理やり書いてもしょうがない。

 

とはいえ聞いたこともない、携帯からのけたたましいアラーム音で目が覚めたり、通りすがりにババアと毒づかれたり、大人げないと怒られたり。それなりにイベントは盛りだくさんだった。積読はたまる一方さ。

 

自分よりも年少者からはババアと毒づかれ、自分よりも年長者からは大人げないと叱責されるのであれば(ちなみにどちらも見ず知らずの人からだ)、それはつまりどちらの年代の代弁者にもなっていないということ。

 

自分以外の誰の代弁者にもなっていないということで、むしろ誇らしいかも。

 

けたたましいアラーム音で目覚めた日は、ひと足お先の防災訓練気分で、本州に比べれば地震も少ない(=緊急地震速報もお馴染みじゃない)エリアだけに、現実感もひと際薄かった。

 

海に囲まれてるから、まだよかった。まだましだった。

 

海を越えて大地も越えて、また別の海に落ちちゃってるけどさ。もしもこれが、地続きで起こってることだと思うと、現実感が薄いなんてとぼけたことも言ってられなかった。だからよかった。

 

地続きの国と、海で隔てられた国と。条件の違う国の国情に引っ張られると、切迫感に感染してしまう。国情を切り離すワンクッションとしての海は、地政学的(=Geopolitics)に見るよりも、地学(=earth science、geoscience)として捉えてその希少性に目を向けると、ヒステリックな気分も盛り下がること請け合い。

 

干ばつによる水不足がコバルト産出国を脅かし、コバルトの産出量不足は、電気自動車普及の足かせになるなんてニュースを読むと、風が吹かんと桶屋も儲からん的で面白い。

 

今の時代、社会を変えるテクノロジーは最もお金に変わりやすいけれど、テクノロジー普及の障壁がまずは自然現象だと、どう攻略するんですかね。

 

代替材の開発とか、ひとつの障壁が分岐点となって、また別の新しい何かが生まれるのかもと思うと、未来は複雑系

 

西部開拓時代のゴールドラッシュはのんびりだったけど、現代のゴールドラッシュは瞬時に大多数が掘りつくしてしまうから、可能性の枯渇もそれだけ早い。

 

手段も資金もある人たちにとっては、何が鉱脈となるのか。考える時間だけが長くなってそ。

 

どこかや何かのクラスタに紐付けられる危険性もより薄くなった9月からは、心入れ替えましょっと。

 

お休みなさーい。