東京は小春日和を通り越して、かなーり暖かかったらしい本日。札幌も気温が上昇し、厚手のコートだと汗をかくくらいだった。
田上義也(たのうえよしや)という建築家がいて、ステキと思った建築物のことごとくがこの人の設計によるものだったと最近知った。ライトのお弟子さんだそうです。知っただけでなく、ろいず珈琲館(旧小熊邸)や日和茶房(旧プレーリーハウス)へは、足も運んでた。
北一条通りにある札幌北一条教会も、田上義也の設計による建物のうちのひとつ。道立近代美術館や知事公館(の庭)に行く際には、よく目にしてた。
教会だけに内部見学も可能だったかもしれないけれど、実家が知恩院派だけにどうにも教会は敷居が高い。なので、外から見るだけ。
(窓がモダン)
札幌市内、特に古くから街として栄えたエリアには、やたらと教会が目につく。最初期の入植者にとって過酷な環境だったゆえに、宗教にすがったのか。ブルーオーシャンとみた教会が嬉々として乗り込んできたのか。卵が先か鶏が先か。その辺りはわかりませぬ。
こちらの北一条教会は“長老派”で、北星学園との関係が深いとか。セーラー服がカワイイ北星学園まぁまぁ近いしな、納得。藤女子に北星に札幌聖心に。もしも娘がいたら、北星をすすめる。制服がいっちゃんカワイイから。校風も、地に足ついてそうで感じいい。
(通りに面した教会の花壇。)
北一条教会の東隣にあるのは、日本出版販売(株)北海道支店社屋。
恐らくはそれなりに栄えある札幌都市景観賞の第一回目を受賞している。この都市景観賞、14回まで続いたところで平成21年に中止されてる。
(全体像を収めるようなカメラの腕がないので分割)
ガラスを多用した低層のデザインは、自然災害と縁が薄い北海道、中でも地盤がしっかりしたこの辺りならではのものか。ブラタモリ札幌編も、不動産屋さんも、この近辺の地盤の固さについては太鼓判押してる。
同じく北一条通りに面した「ニトリ文化ホール」。
(正面から)
(横から)
(後ろから)
旧厚生年金会館時代からコンサートホールとして活躍してきたこのホール、老朽化のために18年度に閉館、その後取り壊されることが決まってる。モザイクタイルのモダンな外壁とも、あと少しでお別れ。ここのモザイクタイルが好きだった。
(ホールに隣接するホテルさっぽろ芸文館)
跡地はどのように利用されるのか。ホテル不足の札幌だけに、ホテルになってもよさそうな場所。地下鉄西11丁目からはやや歩かねばならないところがマイナスか。でも大通公園には激近なのよね。敷地面積には余裕があるし。星のやさん、いい土地ありまっせと耳打ちしたいところだけど、そんな声は四方八方から聞こえてくるんだろう。
(外の景色も映り込み、何が何やらさっぱりわかりませーん状態)
さっぽろ芸文館内にあるコーヒーラウンジ(ホテルラウンジ?)を映したつもりが、何が何やらさっぱりな写真になってしまった。
裏千家北海道茶道会館前の桜の木。今頃はもっと紅葉が進んでるはず。
春は桜がたいへん見事に咲く場所。お茶会でもあるのか、和装のご婦人方を頻繁に見かけるエリア。ニトリ文化ホールからも徒歩圏。外国人観光客にウケそうな、ティーセレモニーでもやったら面白いのに。
知事公館を彩る蔦。春よりも、秋の紅葉シーズンの方が華やかに感じる街中の秋。
(名残りの秋バラ)
紅葉関係は少し前に撮ったものなので、今はもうすっかり冬支度のはず。
街中は、もうクリスマスの出番。
お休みなさーい。