クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

九州に行って難攻不落の岡城址見てきた

写真が発掘できたので九州旅行の続きを。原尻の滝からもほど近く、大分県竹田市難攻不落で天然の要塞と呼ばれた「岡城址があり、ついでにそこにも寄ってきた。

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城址」と「城跡」。表記はふた通りあってどちらが正解なのか謎。滝廉太郎が作曲した「荒城の月」のモデルとなったお城

 

荒城の月という大分銘菓がありまして。見た目はお饅頭、実は黄身餡を淡雪羹で包んだお菓子でふわふわした食感が美味。お菓子を食べるたびに気になってた岡城址、ついに本物とご対面。

tabelog.com

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天然の要塞だけあって、頂きまでの道のりも遠い。結構急な階段がキツイ。30階建てのタワマンの最上階目指して階段で登るのと、気分はどっこいどっこいのキツさ。タワマンにも縁がなく、ましてや階段で登るような暴挙とも縁がないけどさ。権力者はどうして高い所が好きなのか。バカなの?

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苔むした立派な石垣を横目に階段を一歩一歩進んでいく。歩幅が半端だから、かえって登りにくい。

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海抜325mの台地、岡城阯その広さは実面積で100万㎡、その広さは東京ドーム(46.755㎡)の22個分にあたる。 大野川の支流、稲葉川と白滝川が合流する間の舌状台地上に築かれ、川岸からそそり立つその姿はかつて「難攻不落」と言われた天然の要塞であったことを感じさせられる。

竹田市岡城跡・公式サイトより引用~

www.city.taketa.oita.jp

下を見るとこんな感じ。

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ダンプもクレーン車もない時代。人力でこの高さにモノ作ろうとした、権力者の狂気が怖い。先頭に立って働かれても困るし、口だけだったらもっと腹立つ感じ。人力で巨大建築物の建造を成し遂げた時代、労働者や雑兵の人権なんてあってなきがごとしだから、その方が幸せだったのか。人権意識あったらやってらんねぇ。

 

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登るのに忙しくてあんまり写真撮ってない。結構ハード。東京ドーム22個分だけあって、思ったよりずっと広い。行けども行けども石垣が続く。

 

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 (石垣クローズアップ。立派な石だ。。)

ようやくゴール、頂上付近までたどり着いてびっくり。何にもねぇ。

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 (人物が写り込んでいたことが判明したため、猫で目隠しする。猫がいるわけではない。)

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そりゃ岡「城址」だから、立派な天守閣なんて望んでなかったけど。それでももう少しこう、かつての建物跡か何かを期待してたのに、まったく何の痕跡もない。(天守閣跡には小屋っぽいものがあったけど。。)ただの空き地。

 

びっくりするほど見通しがいい、単なる原っぱ。

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時々遺構にめぐりあう。井戸跡か何か???

 

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見通しがいいから風が気持ちよかった。お花見や紅葉狩りにぴったりな広場があっちにもこっちにも。桜や紅葉のシーズンは観光客で賑わうらしい。

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明治に入り、廃藩置県でお城は破壊されたとか。天然の要塞に不穏分子が立てこもりでもしたら、新政府もたまらない。とはいえ、もったいないお話。廃墟は廃墟として味があるけど、かつてのお城が一部でも残されていたら、観光資源にもなったのに。

 

遺跡があるからといって観光客が呼べるとは限らないけど、何にもないよりまし。何にもない廃墟でも、とりあえず登ってみようという物好きな人もたくさんいる。本格的な登山はちょっと。。という向きにはちょうどいい、手頃な運動にもなる。

 

かつての城下町だけあって、お城のふもとの街は、いい感じに古びてたけど道が狭かった。お昼くらいなら食べられそうなお店、ないわけでないけど、車停めるのが厳しかった。

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その後は、久住高原へ。新しい宿泊施設もオープンして、ますますいい感じの観光地になってた。外国人観光客のおかげか。久住高原、のびのび広々な景色と温泉も楽しめるところ。そっちは、あんまり写真が残ってなかったので、九州旅行レポートはこれで終わり。北海道からだとちょっと面倒だけど、やっぱり九州よいとこ。

 

お休みなさーい。