クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

始りはimacのボンダイブルー

長らく謎のお菓子だった「ハルヴァ」、グレーテルのかまどでそのビジュアルを確認することができて満足。想像するのが難しかったその味も、製法や材料を見ればなんとなく見当がつく。長年の謎が解けてスッキリ。
 
 
イ ンターネットを使い始めた頃、一部分だけ知ってるフレーズのネタ元は一体どこにあるのか。誰かに聞くにはバカバカし過ぎることも、検索すればわかるようになって感激だった。謎に思っていたのは自分だけではなかったことも一度ではなくて、なぜ「パーツだけがひとり歩き」してたんだろうと、逆に新たな謎が生ま れたりもした。
 
 
パー ツだけがひとり歩きするのは、要は情報の流通経路が限られていたから。インターネット登場以前の新聞や雑誌には字数制限がある。youtubeのような動画共有サイト登場以前のテレビやラジオの番組は、拡散する方法がなかった。知ってる人は知ってるけど、知らない人は知らないという情報の非対称性があったから生まれた謎。どうでもいいことは、割と簡単にその正体も明らかになる。明らかになったところで害があるわけではないから。
 
 
始めて買ったパソコンは、imacボンダイブルー。オフィスにあるような外見のパソコンは欲しいとは思わなったけど、imacなら自分の部屋にあってもいいと思えたから。「女子どもが乱暴に扱ってもダイジョーブ」なところも良かった。
 
 
実家を出た後は母親のおもちゃになっていて、母親が新しくパソコンを買い替える時にはすでに”パソコン遺産”のような存在になってた imac。新しいパソコンを届けにきた家電量販店の人から、譲って欲しいと申し出があったらしいけど、残念ながらリカバリーディスクか何かが紛失してい て、使い物にならなくなっていたので結局は粗大ゴミになった。欲しいと言った電気屋さんも、ガワだけあれば自分で何とかする剛の人ではなかったらしい。
 
 
手に入れたパソコンで何してたかと言うと、メールとインターネット。
 
 
仕事や結婚といった環境の変化で、長電話でおしゃべりしにくくなった友人達 との連絡に使ってた。友達の会社宛てのアドレスに、個人アドレスで思いっきり私的な連絡してたんだから、のん気でのどかな時代。まずいんじゃないの?と聞 いても、周りもみんな私用で使ってるから大丈夫とのことだった。
 
 
女子高生くらいの年代だとスマホに7~8時間費やしてるらしいけど、そのくらいの年代だと友だちとのコミュニケーションにめいっぱい時間使ってるはずだから、驚かない。スマホはなかったけど、自分だってそのくらいの時間をコミュニケーションに 使ってたから。現在特におしゃべりが楽しいと思ってないのは、最もおしゃべりが楽しい時にめいっぱいしゃべり倒してるから。
 
 
今でも長文ダラダラ書いてるけど、そもそも昔から長めの文章書くことに抵抗がない。小学校~中学校時代は交換日記(そういうものがあったのよ。。)を複数人とやりとりしてた。中学~高校時代はゆうにノート1ページ分はありそうなお手紙をせっせとやりとりしてた。大学時代~社会人になった最初の頃は、長文をやりとりする手段がなかっただけ。メールの登場で、昔みたいに長ったらしい長文のやりとりが復活してた。
 
 
その頃、2000年以前のインターネットには、女性が見て楽しいコンテンツはそんなになかった。誰にも言えない魂の叫びとか、そういうものにも興味はなかった。主に見てたのは「インターネット小噺や面白系」。ヤフーが紹介するサイトから、そういうサイトばっかり好んで見てた。
 
 
何かのインターネットニュースで 知ったクックパッドを見つけた時は、初めて見つけた女性でも楽しめそうなコンテンツで喜んだ。会員もほとんどいなかった時(まだ100人にも達してなかっ た)に、早速会員登録してポチポチとレシピ打ち込んでた。
 
 
今のおしゃれなクックパッドからは、想像もつかないほどダサダサのサイトだった。写真をアップしてる人もいたけど、個人が写真をサイトにアップするのは、相当難易度が高かった。本屋さんには美味しそうで素敵な料理本が溢れていて、インターネットで見る料理の 方がマズそうだった。あんまり美味しくもなさそうなもののために、一生懸命ポチポチとレシピ打ち込むのがバカバカしくなって、そのうち辞めた。
 
 
そんなクックパッドも、いつの間にか洗練したサイトに生まれ変わっていて、自分のブログに備忘録的に打ち込むよりラクチンだったので、メモ代わりに使ってた。
 
 
2005 年~2006年くらいは、熱心にブログ書いていた。個別にメールするのが面倒になってた頃で、「今こんなことやってるよ!」と、親しい友人や家族に身バレ した上で書いてた。その頃にフェイスブックがあれば、間違いなくそっち使ってた。
 
 
その頃使ってたブログサービスは、デザインテンプレートも豊富で女性も使いやすかった。季節が変わったらブログのデザインも変えたりして、模様替えを楽しんでた。トラックバックもエロに汚染されてない安全な頃だったから、おス スメだったお店行ってきたよーよかったよーと、気軽なメンション送り合ってた。
 
 
女性のコミュニケーションは、「髪型変えた?」とか「その〇〇カワイイね」 と、褒め合いから始めるとスムーズ。つかず離れずのコミュニケーションが取りやすいデザインになってたなーと、今振り返ってみると思う。
 
 
2007年~2010年くらいは、レシピを教え合ったりポットラック(持ち寄り)パーティやったり。それなりに社交にがんばってた時期なので、 クックパッドで見つけたレシピを教え合ってたりした。
 
 
クックパッドのつくれぽが嫌いで、レシピをアップすると作りました!と報告があるのはいいけど、「そ れ別モノやん」というつくれぽが多くてイヤだった。ニンジンと豚肉を使ったレシピだったら、「ニンジンも豚肉もなかったけど、別の材料で作りました!」み たいな感じ。そんな報告もらってどうしろと???となることがたびたびあって、そのうち使うのを辞めた。周囲の見るだけユーザーの中には、便利なんだけどコミュニケーション機能がイヤという人、結構いた。
 
 
ネッ トサービスが嫌になるのは、だいたいコミュニケーションが嫌になる時。以前よく見てたサイトでは、続けたかったら誰とも繋がらないのが一番となっていて、 ほんとにそうだと感じてる。遠慮が生まれたら好きに書けないし、好きに書けないんだったら、書く意味がない。資本主義の外で個人が何書こうと、公序良俗に 反してない限り自由でしょ。
 
 
20年は経ってないけど、15年は確実に経ってる私とパソコン歴。次に買い替えるパソコンのこと考えてたら、書きたくなったので書いた。作業するにはやっぱりパソコンの方が便利。