クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

珍しいターキッシュコーヒーも飲めるMARK珈琲倶楽部

『MARK 珈琲倶楽部』は、札幌駅にもほど近いオフィスビル「アスティ45」の4階にある。札幌駅からこのビルまでは、地下街アピアを通じて結ばれている。

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就活が始 まった今頃は、各種就職セミナーの会場にもなっていて、リクルートスーツ姿の人をひんぱんに目撃する。札幌駅から地上を通ることなくたどりつけるので、冬 季や雨の日には嬉しいビル。

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オフィスビルの地下にあって、外回りのサラリーマンがさぼってそうな喫茶店にやたらと居心地の良さを感じる。そんな向きとしては、ビルの4階にあってもくつろげるお店。
 

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お店の前にはお花がいっぱい。こちらのお花は売り物。パスポートセンターと同じ階にあるせいか、平日の中途半端な時間でもそれなりに混雑している。近隣で働く人にとってはきっと憩いの場。
 
 
店名に”珈琲倶楽部”と入っているだけあって、コーヒーメニューが豊富。豆にこだわりのお店というよりも、アレンジコーヒー、ラム酒入りなどの変わった飲み物にお目にかかれる。
 
 
この日頼んだのは、「ターキッシュコーヒー」。トルコ料理店ならいざ知らず、喫茶店にこのメニューがあるのは珍しい。

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ターキッシュコーヒー専用の鍋に、直接コーヒーの粉と水を入れて煮出し、その上澄みを飲む、中近東スタイルのコーヒー。
 
エスプレッソほどではないけれど、かなり濃厚で、エスプレッソほど苦味がないので、2~3杯飲んでも大丈夫。というより、鍋いっぱいでデミタスカップ3~4杯はある。濃厚なので、弛緩した気分に活が入ってシャキーンとする。濃く感じてきたら、ミルクを足して。

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コーヒーに特化したお店なので、フードはクッキーのみ。その代わり、こちらも「食べ物の持ち込みOK」。買ってきたパンの袋をブラブラさせていれば、「お皿をどうぞ」とそっと差し出してくれる、マスターの気遣いが嬉しいお店。
 

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こちらはお店で出してる特大サイズのクッキー。ビッグサイズなので、かなり食べ応えがある。
 

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コーヒーカップが並ぶ棚には、一風変わったミルやグラインダーもあって、目を楽しませてくれる。用の美を飛び出して、無用の美に溢れたマスターのコレクションとおぼしきこれらのグッズ。一体どこで仕入れてくるんだろう???
 
 
世の中が用の美に集約されると、そんなの知ったこっちゃねぇとあふれでる無用の美。そうしたものを愛でるのも、大変好んでおります。
 
 
ターキッシュコーヒーの本場トルコでは、カップに残ったコーヒーの粉をお皿にひっくり返す、コーヒー占いなんてものもあるとか。生産性の向上を、極限まで高めた後には残ってなさそうで、いいね100回くらいしたい風習。

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 (アスティ4階から、札幌駅方面を臨む。すぐ近く)
 
パスポートセンターと同じフロアという立地に恵まれたお店。電子政府でパスポートも電子申請可能になると、そうした立地に恵まれたお店もやりにくくなりそう。足を運ぶなら今のうちに。そう思う個人店のひとつ。
 

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