クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

チーム主義か超個人主義か

面白い記事を見つけた。


アメリカはチーム主義、日本は超個人主義 | GQ JAPAN

 

・今後仕事をしていくうえで、「創造性」がとても大事になっていくこと。

・共同で創造していく「共創」の時代になる。
 
・にもかかわらず日本の教育は暗記偏重主義で、自由な発想や他人と違った行動は矯正の対象になる。
 
・アメリカは実は「チーム主義」。飛び抜けた長所も短所もあるもの同志がチームを組んでも、成果を出せるよう訓練される。
 
・対して日本は「個人主義」。個人の能力を最大限伸ばすよう教育を受けている。均質で欠点が少ないグループや集団が強い。
 
・今後は日本でもチーム力を鍛えるのが大事になっていく。
 
要約すると、こんな感じかな。
そもそも「チーム」と「グループ・集団」との違いをじっくり考えることもなかったから、興味をひかれた。主語が大きい系の話ではあるけど。
 
 
没個性を強要してくるのが「グループ・集団」で、個性をそのまま受け入れてくれるのが「チーム」と考えればしっくりきた。
 
 
長所や短所もある個性を受け入れるには、思いやりや助け合い、あるいは補い合う発想が欠かせないので、そうした力を鍛えて出来上がるのが「チーム」。
 
 
出る杭は叩き、ついてこれない者は切り捨て、足を引っ張り合う。そうして均質さを保つことで出来上がるのが「グループ・集団」。
 
 
そう考えるとますますしっくりきた。
 
 
自由な発想を伸ばして創造性を育むんだったら、「チーム」の方が断然いいもの出来上がってきそう。

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(自由な発想の貧困なイメージ画像。)
 
 
均質な集団を背後に控えていたら、尖った部分も劣った部分もない、均質な商品でも広く受け入れられる。
 
 
趣味も趣向も違う、均質ではない相手の心に刺さろうとすると、創造性駆使した、尖ったものじゃないと記憶にも残らない。
 
 
創造性をどこで発揮してどう勝負するのか。そうしたことを考える想像力が養われるのも、恐れることなく個性を発揮できる「チーム」あってのもの。
 
 
そう考えると、「グループ・集団」はこれからますます分が悪くなりそう。
 
 
善き集団をめざせじゃなくて、めざすは善きチームだね。
 
 
お休みなさーい。