すっかり寒くなってしまい、早々にコートを引っ張り出した。まだ袖は通してないけど。今年は去年より寒くなるのが早い気がしてる。
イギリスでも映画や本、テレビ番組のパロディ、いわば二次創作は、以前からコメディの世界ではよくあることだったらしい。
ただし、これまでは著作権侵害で訴えられるリスクも当然抱えていた。ところが今週から法律が緩和され、二次創作、オリジナルコンテンツの切り貼りも、ある程度許されるようになったとか。
著作権侵害が問題となった時は、それが合法と認められるほど面白いか否か(ここポイント1)。その判断は判事、司法に委ねられるだろうというものだった。
二次創作のサンプルとしてマイリー・サイラスの”Wrecking Ball"の動画が紹介されてた。
オリジナルはかなり過激な内容なので、紹介は自粛。
そのパロディ版は5千万回以上も再生されていて大人気になってる。
マイリー・サイラス、”Wrecking Ball"、パロディで検索すれば簡単に見つかった。しょっぱなから笑わせてくれる。
パロディとはいえかなり作り込んでる力作、すっごい笑った。
笑ったけどイギリスのセレブに同情した。セレブ税重過ぎ。
オリジナルも相当あざといことやってるんだから、これくらいあざとくコケにしてもいいだろうという、批判精神があっぱれっちゃあっぱれ。これくらい批判精神旺盛だったら民主主義もすくすくと育ちそう。
実際にパロディ作品を発表してる人気の匿名氏、”カセットボーイ”にまで番組ではインタビューしてた。面白いを追求してる人たちは、当然ながら表現が抑制されることに意義を唱えてる。
パロディ、オリジナル作品の改変が面白いのは間違いないんだけど、面白いからといって野放しにしていいのか。そんな疑問もふつふつと沸いてくる、物議をかもすような作品も彼の地には相当ありそう。
表現する人の主観にのっとった面白いが、客観的に面白いと評価してもらえるかどうかはまた別の問題で。
著作権のある作品でも公正なパロデイは使用可となり、法的にはゆるやかな解釈となった。ただし、そのパロディが面白いかどうか、オリジナルの著作権保持者と争いになった時は判事の判断にゆだねられる(ここポイントその2)ことになっている。
頭固そうな法律家に、「面白い」と思ってもらえるかどうかで運命がわかれるんだから、もしかして表現者にとってのハードルはさらに高くなったんじゃなかろうか。
いずれにしてもコメディの世界において、というところもポイントだね。よその国はそんな感じでやってるよということで。
お休みなさーい。