クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

The Rain In Spain

昨日も今日も、日中はずいぶん暖かかった。梅がほころぶような暖かさは当分先だけど、手袋なしでも大丈夫なくらいだった。
 
 
45年ぶりの大雪に見舞われた後の関東地方では、大洪水起こってた。気温が高くなれば、次に来るのは水浸しの道路なので、レインシューズを新調せねば。今持ってるレインシューズは、そろそろ撥水効果も切れつつあるんだよね。
 
 
水産業が盛んな地域なので、魚河岸の方御用達なゴム長靴メーカーが存在するんだよね。
どう考えても水に強そうで頼もしい。最近は実用的なものだけじゃなくて、おしゃれ路線にも力入れてる。

ロングブーツだと脱ぐ時に面倒なので、これくらいのショート丈でも良さげ。

 
 レインシューズがあれば、足元大洪水でも『The rain in Spain stays mainly in the plain~♪』と鼻歌歌いながら、お気楽に出掛けられる。
レイン、スペイン、プレーンと、カタ仮名英語丸出しで、くっきりはっきりとした発音でしか歌えないんだけど。
 
 
もともとは、22世紀まで残ってそうな名画中の名画、『マイ・フェア・レディ』の中のミュージカルナンバー。
 
映画では、オードリー・ヘップバーン演じる下町娘イライザが、下町訛りを矯正するための特訓シーンで使われてる。流ちょうなキングスイングリッシュを話す紳士の前で、何度もダメ出しされるとか、現代から見ると軽いイジメというか、パワハラちっく。
 
 
現在の感覚で過去の名作見ると、余計なとこに気を取られちゃうんだよね。作品の真価にたどりつくまでの道のり、長くなっちゃって大変。
 
 
映 画ではヒギンズ教授、イライザに結構辛くあたってる。あたってるけどそこには愛があるさというのが観客にはわかるようになってる。言葉ではキツイこと言っ てるけど、態度や接し方、そんなものから、ああそこには愛があるのねとわかる。非言語的コミュニケーション、言葉以外の部分から愛情が透けて見えるから。
 
 
非言語的部分での「愛情」が、誰にでもわかるような形でもっと強く感じられたら、こんな騒ぎにもならなかったのかなーと、元この国のお偉い人がやらかした舌禍事件見て思った。
 
 
会見見てても、「ほんとに何も気にしてない」のは、彼女の態度や話し方、非言語的コミュニケーション部分からも伝わってきたし。ついでに彼女の場合は、お姉さんの前でもお友達の前でも、スケート仲間の前でも、同じような調子・態度で話してそう。
 
「悪口言うとろくでもないことになるのでやめましょう」みたいな文章を、どこかで見かけた。大体そーよねーって納得できるようなことしか書いてなかったけど、ひとつつけ加えるなら、「思いがけない事実が出てきたら、面目無くす」ので止めといた方が無難なんだよね。
 
言葉だけで判断するのって、やっぱり危険。ましてやそれが、伝聞やまた聞きならもっと危険。
 
 
映画の原作『ピグマリオン』には、後日譚があるらしい。原作者のバーナード・ショー、なかなか気難しい人物のはずなので、大団円を思わせる映画のラストとは違う結末になってるみたい。みんなが読みたい、支持するお話しと、原作者の意図がかけ離れてるとこが面白いの。
 
 

お休みなさーい。

 

ピグマリオン (光文社古典新訳文庫)

ピグマリオン (光文社古典新訳文庫)