クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

『アメリカン・ハッスル』見てきた

昨日はどうなることかと思ったけど、案外どうということもなく低気圧は去ったみたいで、ひと安心。まだまだ油断はできないけど、寒さのピークは越えたような気がする。
 
 
ショーウィンドウが一気に春めいてるから、そう感じるだけかもしれないけど。いかにも春な恰好して歩くには3ヶ月くらい先になるけどね。花粉症なくていいんだけどさ。
 
 
先日アメリカン・ハッスル見てきた。観客は男性ばかりで、えらく男性に人気のある映画なのねーとか思ってたら、レディースデーとメンズデーの曜日取り違えてた。どうりで男性が多いはずだわ。。レディースデーだとけっこうカップルで見に来てる人も多いんだけど、メンズデーはほんとに一人で見に来てる人が多いのね。
 
 
ど うしてこうなった。その状況を理解するまでの冒頭部がちょっとわかりにくく感じたけど、面白かった!ハリウッド、もしかして今金回りいいの?とか思っ ちゃった。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』もそうだけど、金と欲にまみれてまーす、欲に目が眩んじゃってまーすっていう感じがすごくあざとくて良 かった。
 
 
いったん転がり出したら、もう誰にも止められない、欲望が風船みたいにどんどん膨らんでいって、いつ破裂するの???ろくでもないことになるにきまってるよね???とハラハラしてきた。
 
 
壮大な詐欺ゲームみたいな触れ込みだったので、もっと知的なコンゲームを想像してたんだけど、全然違った。もっとバカっぽい。そのバカっぽいところがいいの。
 
 
色と欲にまみれたろくでもない騒動は、見てるだけがいいんだよね。
 
 
周囲をひっかきまわすだけひっかきまわす、ばか女、ジェニファー・ローレンス演じるロザリン。この映画随一のおバカなんだけど、おバカさんらしく最後まできっちりとおバカさんで、逆にそこが痛快だった。ここまでバカだとかえってカワイイ。
 
 
主 人公アービンの詐欺仲間で愛人でもあるシドニーは、利口なんだけど、結局根が善良過ぎるんだよね。彼女の部屋のインテリア、DVDが出たらもういちどじっ くり眺めたいくらい素敵だった。居心地良さそうで、キッチンもおしゃれで使い勝手良さそうで、色使いとかすごーく参考になる。
 
 
つまり、全然悪巧みが似合わない部屋なんだよね。詐欺で儲けたお金で整えたのが「部屋とワイシャツと私」みたいなお部屋。アービンの自宅、つまりロザリンの趣味と比べると、性格の違いが露わですごく興味深い。
 
 
ディズニー映画で痛いお姫様演じてたエイミー・アダムスが、すっかり大人になってシドニー演じてた。感慨深いよ。。『ザ・タウン』を見て以来のジェレミー・レナーファンなんだけど、「うちらの世界」のまま大人になったような、カーマイン市長役でもいい味出してた。
 
 
しっちゃかめっちゃか。はちゃめちゃ。浮かんでくるのはそんな単語ばっかりなんだけど、だからすごーく楽しかった。娯楽だもの。眉間にシワなんか寄せたくないのよ。1ヶ月に1回はちゃんと映画館行こうと思いつつも、まだ今年1回目。みんな寒さがわるいんや。
 

お休みなさーい。

 

ザ・タウン [DVD]

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