クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

つぶ餡かこし餡か

つぶ餡派かこし餡派かは神学論争みたいなもので、永遠に決着なんてつかない。最終的には「好み」という、曖昧なくせに改宗困難な理由に落ち着くものに、そもそも優劣なんてつけられないし、つけようもない。

 

あら?あらららら?

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既視感のある、あんこをパイで包んだ和洋折衷菓子。

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こちらは北海道を代表するお菓子メーカー、六花亭のもの。中身はつぶ餡。北海道命名百五十年記念のお菓子。

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一方こちらは、札幌ローカルのお菓子メーカーで北海道内でも広く知られた千秋庵のもの。中身はこし餡。季節に合わせ、中のフィリングが時々に変わるのも嬉しいところ。どちらも甲乙つけがたい、間違いのない美味しさで、ミルクやミルクをたっぷり使った飲み物と相性ピッタリ系。うまうま。

 

なんだけど。

 

今では六花亭の方がすっかり大きくなったけど、もともとは千秋庵から分かれたお店。名前を変えて、ビッグになった。らしい。

 

白い恋人面白い恋人だったら訴訟沙汰になったけれど、こういうケースはどうなんでしょ。縁もゆかりもある(らしい)二つの会社。一方はメーカーを代表する、ローカルな人に広く親しまれてきた人気のお菓子。もう一方は、北海道を代表するお菓子メーカーが出した新興の、でも北海道命名百五十年記念という記念のお菓子。

 

この後北海道ゆかりのお菓子メーカーは、続々と“あんこをパイで包んだ和洋折衷菓子”を発売するんだろうか。ネーミングも各社自由につける方向で。

 

あらそのやり方だったら、さっぽろスイーツで見たやつと、似てなくもない。ちなみに、さっぽろスイーツ2018グランプリ作品は、“さっぽろ抹茶チーズ~お豆とともに~”。さっぽろスイーツの場合は、“さっぽろ抹茶チーズ~お豆とともに~”という商品名を変えないところが、キモ。

 

ローカルのメーカーが、それぞれの個性を生かしつつ“札幌のスイーツは美味しいよ♪”と盛り上げようとするなら、みんなで一緒に。みんなで一緒と横並びになれないほど大きくなったら違うフェーズで市場を取りに行き、ライバルは早めに叩き潰そうとするのか。

 

扱ってるものはお菓子で、食べたらほっこりにっこりできんだけどさ。この二品には、追うものと追われるものとの火花が実はバチバチ散ってるぜ。最前線だぜ。と、思うと代わり映えのしない日常でもスリリングで、感受性は自分で守るもの。

 

札幌ローカルを代表するお菓子メーカーの本店は、現在工事中でいつリニューアルオープンするのかと密かに楽しみにしてる。狸小路商店街にも近く、言ってみれば旧市街の中でランドマークになれる場所。何かのポータルにももってこい。

 

10年20年先に、生き残っているのはどちらになるのか。その筋書きを勝手に考えるのは、使い古されたネタが散見されるフィクションを読んだり見たりするより面白い。何しろ答えはわからないんだから。

 

子供が居たら、その子にどんな人生を望んだのかと考えることは、いつでも楽しい遊び。あれもこれもと望むなかで、優先順位が高いのは金融教育。社会人になると、入る会社や配属先によっては現株取引禁止がされてたりするからな(投資信託その他はセーフのケース多し)。

 

少額を種銭として渡し、まずはこれで買えそうな株見つけて増やしてみれば?と、やらせてみたい。

 

有名ではないけれど業績もいい、いい会社が世の中にはあると知ることが、現株取引をやる一番のメリット。世の中の動きと連動した生きた教材から、教科書では学べない生臭さも学んで欲しい。

 

お金も生き物だから、不道徳な面が急成長する時もあれば、その逆もある。世の中が今どちらの方向に向かっているのか。お金の動きから学べることも多く、そのネタは日常に転がってる。そうか、この商品を扱ってる会社が一兆円企業か。。と知ると、なかなかに感慨深く、なぜ今日のグーグルカレンダーのロゴは、ジョージ・ピーボディなんすかね。

 

Wikipediaの記事は真似するには訓練が必要で、相当熱意あるいは覚悟でもないと、取り組めない。編集方針も記事の書き方もすべてオープンで、その気になったら誰でもできそうでできないこと。何しろボランティアだ。今もすべてオープンかどうかは知らね。

 

まずはブログで練習しようとしたけれど、5秒で諦めた。主観的な文章を書きたいから、ブログというフォーマットを選んで満足してる。

 

お休みなさーい。