クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ただの日記

昔っから分離独立を求めていたバスクならいざ知らず、カタルーニャがなぜ???と思った独立騒動からの住民投票住民投票を経て政府との対立深刻化、主導者が国外に出国と目まぐるしく展開したカタルーニャ。ついに逮捕状まで出て、次は国家反逆罪で裁かれる地方首班の姿を、法廷で見ることになるのかしらねぇ。

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新しいガジェットは、とりあえず使ってみるに限るやね。

 

幻想があっという間に打ち砕かれるから、余計な夢も見なくて済む。やだ使えない。。と、幻滅したところからが、新しいスタート。広い心で、最適な使い道が見つかるまで末永くお付き合い。キッチンタイマーがわりになると知って、俄然見直してはいるんだけどさ。

 

価格がちょっと上がって、内容もその分ちょっと薄くなって。太くて新しい金主もつかんだくせに、広く薄く課金勢にとっての魅力は薄くなるばっかりで。一体どこにお金が消えてるのか謎なんだな、某メディア。新しい金主、実はたいして太くないのか???

 

「お役に立てなくて申し訳ありません。もっと勉強します」が10回繰り返されたら、逆に闘志も沸いてくるってもんで。賢い道具様に使われたかったんだけど、今のところはあんまり賢い風でもないんだな。

 

さて、Amazonプライムを漁っていて見つけた『ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ』。

 

大統領選のさなかにセクハラスキャンダルを起こした現職大統領を守るため、召集されたスキャンダルもみ消しチームが見せる、もみ消しという名のイル―ジョンを楽しむコメディ作品。コメディなんだけど、あんまり笑えない。ブラックジョークがきつ過ぎて。

 

アメリカ大統領選だけあって、もみ消しのために召集されたチームには、ショービジネス界のやり手プロデューサーも含まれる。『アルゴ』でもショービジネス的手法が使われたけど、あの国では政治とショービジネスが普通に接近してるんですかね。迷惑なことで。

 

ロバート・デ・ニーロ演じるやり手のもみ消し屋スタンリー・モッツが、次々と指示を飛ばしながら、メディアコントロールに乗り出していくところが見もの。1997年製作だから、ずいぶん昔のお話。

 

フェイクニュースや偽情報が猛威を振るう、ネットメディアが跋扈する前のメディアコントロールは、簡単で(・∀・)イイネ!!という素朴な感想。そりゃ昔に帰りたくなるやね、もみ消しという面倒な仕事をさせられる側は。

 

コントロールするわけだから、影響力を持つメディアの数は少なければ少ないほどいいわけで、海賊ラジオや海賊放送的な、野良メディアの数と影響力が大きければ大きいほど、コントロール不能にもなるわけで。

 

スマートスピーカー推しになるのも、納得さ。あれ、海賊ラジオや海賊放送をシャットダウンした、テレビあるいはラジオみたいなものだから。

 

もみ消しという名のイル―ジョンを、大勢の人に信じさせるために使った手法が、でっちあげの戦争。安全保障上の問題が深刻化するほどに、セクハラスキャンダルも薄くなっていく。

 

安全保障上の問題が、単なる目くらましだと知っているのは、イル―ジョン、魔法を見せている側だけ。「見る」あるいは「見せられる」が常態化した観客は、目くらましという名の大掛かりな魔法に気付けない。

 

エンタメ作品を教訓的に見るのは野暮だけど、作る側に回らないと、「何かおかしなことが行われている」と、気付こうとしても気付けない。が、隠しメッセージとしてあるような気がしてしょうがない。

 

インパクトのある画像は千や万の言葉より破壊力を持つけれど、肝心の画像そのものも登場人物も、でっち上げだったらどうしようもない。

 

これ完全に、湾岸戦争しようぜと戦意高揚を煽った“ナイラ証言”をベースにしてるわ。

 

イラクにひどい目に遭わされたと涙ながらに語った少女が、実はクウェート駐米大使の娘で、証言そのものがプロパガンダだったやつ。

 

次から次へと新しい事件が起こって、目まぐるしくって忘れっぽくて。忘れっぽいから、時々「同じ過ち」を繰り返して、忘れないようにしてるんでしょ。

 

フェイクニュースが大問題となってる今見ると、ブラックジョークがきつ過ぎて、笑うに笑えない。Wag the Dog、本末転倒というタイトルも意味深過ぎ。

 

国と国民、地方と住民、会社とその従業員。どっちが尻尾で、切られたり無くなったりしたら困るのはどっちなのか。笑えない冗談を見せられると、リアクションに困るよね。

 お休みなさーい。