クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

ただの日記

豊かな地方が国、中央政府からの離脱を宣言したら一体何が起こるのか。国に頼らなくとも、多国籍企業と取引できれば地方都市でも経済的に独立できるんやで?と、租界化とかするのかな。少し前にあったスペインの金融危機で、国に対する不信感が積み上がってたのかもね。

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江戸時代に由井正雪という人がいまして。江戸幕府転覆を企て、江戸市中の水源に毒を撒こうとした人物として、エンタメ方面では特に著名な人。現代風にいうと、テロリストやね。幕府に不満を持つ浪人を組織、仲間にしたあたりも、いかにもテロリストっぽい。

 

エンタメに素材として取り上げられるうちに色んな尾鰭がついちゃって、どこからどこまでが本当のこと、史実に基づくことなのか、もはやよくわからない。ってかちゃんと調べてない。わからないけれど、大勢の人が日々便利に使ってるライフラインに、毒を撒こうとした負の発想がわりと衝撃で、記憶に残ってる。

 

大勢の人が日々便利に使ってるライフラインに、毒を撒きたくなるほど“負の感情”に囚われた人がもし居たとして。立場は人を作るとか言うもんだから、更生のつもりで別の立場をチャンスとして何回か与えても、やっぱり同じことを繰り返すようだったら、もう反社会的と判断するしかしょうがないでしょ。

 

社会に恭順を示す道徳的なことが、どうしてもできない、イヤな人というのも存在することは、頭の片隅にくらい置いとくといいかも。多分その人のアイデンティティに、深くかかわってる可能性もあるから。

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ところでママイクコという雑貨屋さんがありまして。今ではショッピングモールにも入るようなお店になったみたいだけど、昔々そのお店を初めて知ったのは、京都の三条名店街という商店街。新京極通のアーケードと連結してる、修学旅行生多めの場所。

 

昔っからやってるお店なんて、もうリプトンと十字屋しかないんじゃね?という三条名店街を、河原町通から入ってわりとすぐ。十字屋がある並びに、ママイクコもあった。

 

パステルカラーのガーリッシュな小物、例えばカワイイ布張りだったり、ちょっと凝った文房具や雑貨が充実してた。ストライプだったりリボンだったり、色使いだったり。キャラクターに頼らない「カワイイ」にあふれていた。四条通りのイノブンも、カワイイ雑貨のメッカだけど、よりデコラティブで凝ってた。ような気がする、遠い昔の記憶。

 

四条通りのイノブンではカワイイ雑貨を漁り、当時はスタイリッシュかつ外国製のものがあふれてたALBAで、もう少し大人っぽいステキ文具を漁ってた。ファーバーカステルのペンを、初めて買ったのはALBA。そのうち「酢屋」と同じ並びにあったBOXビルや、三条河原町のアンジェもステキ雑貨を漁る「立ち寄り先」に加わっていった。

 

ALBAもイノブンもアンジェも、今でも昔あった場所で健在だけど、ママイクコはいつの間にか三条名店街から姿を消し、運営会社が会社更生法を申請してた。ちょっとしんみり。

 

知る人ぞ知るであっても実店舗がその場所から動かない限り、案外長く営業を続けられるのかも。反面、動かなくてもいい理由を探り続けるのは、相当に大変なのかも。かもかも。

 

お休みなさーい。