- ハリウッドの著名プロデューサーワインスタイン氏、映画界から追放。映画芸術科学アカデミーより会員資格剥奪される
- Google、アメリカで職業訓練とIT教育支援に10億ドル出資
- ナベヅル、越冬地出水に今シーズン初の飛来
10月11日の国際ガールズデーに合わせてか、いろーんな業界でのセクハラ話がニュースとして飛び交っていた。今年は30年におよぶセクハラ行為が、業界からの追放という形で結実したけれど、来年は誰が生贄になるんすかね。それとも今年だけの現象だったのか。
那覇が30℃越えの真夏日となっている頃、マイナス1℃の北海道某所に居た。寒いったらありゃしない。日本南北に長すぎ、気候にバラツキありすぎ。
気候も来歴もまったく異なる二つの土地の住民が、何かの話題で意気投合できたら、むしろその方が奇跡っぽい。
Googleが教育・職業訓練に10億ドル出すと言えば、Appleの創業者はオンラインでできる教育プログラムサービスの立ち上げをアナウンスする。
自社ブランドあるいは自社製品の熱心な信者になってもらおうと思ったら、一に教育二に教育ってことですね。教育こそが、階級移動の最も重要な要素だって点では、競合他社であっても一致してる。
そこには学歴社会のぶ厚―い壁が、逆にしっかり垣間見れるんだけど、基本的にはいい話。
ところで日本の自動車メーカー、トヨタやホンダも、自社スタッフを要請する学校持ってたよね。自動車メーカーの学校は、教育内容や優秀なスタッフの選抜方式として特に“至れり尽くせり“の印象が強いけど、多分メーカーであれば多かれ少なかれこの手のシステムを採用してるところが多かったはず。
いい会社の条件にはいろいろあるけれど、“教育システムが整っている”というのは、間違いなくいい会社。人を育てるには余裕が必要で、余裕がないと、人も使い捨て。あるいは、嫌がってる人を無理やり戦力化しようとして、失敗する。
無理やり戦力化しようとする時の武器は、暴言と暴力。
キリキリ働けと、鞭ふるうとか。一体何時代の話やねん。ってことがわかってると、マニュアル化して学校作るに限るよな。
今の自分には縁がなくても、豪邸や豪華な食事は、見てるだけでも楽しめる。
どこかの“知の巨人“の頭の中も、本来は豪華なものとして楽しめるはずだけど、知性を楽しもうとするにはベースとなる知識や知力が必要で、その時点でもう誰にでも楽しめるものではなくなってしまう。
豪邸も豪華な食事も、お金さえ出せば買うことはできるけど、“仰ぎ見るような圧倒的な知性“みたいなものは、お金では買えない。知性を持ってる人をお金で雇うことはできたとしても、頭の中そのまんまは買えない。
厳密には豪邸も豪華な食事も、あんたには売らんと言われてしまうことがあるんだけどさ。
どうやっても自分のものになりそうにないものに、どうやって興味関心を持てばいいんですかね?というのが、積もり積もっての「本が売れない」だと思ってる。
階級移動の最も重要な要素は教育であるはずなのに、知性が現世利益に結び付かなかったら、知識の習得に励んじゃうよね。というのが、積もり積もっての「実学志向」でもあるかなと。
誰にでもわかりやすくをコミックでやり尽くしたあとで、興味関心との最初の出会いは、一体どこになるんすかね。流行りすたりに関係なく、自分の好みで好きに読んでる身としては、あんまり関係ないんだけど。
お休みなさーい。