- 衆院解散。来月10日に公示22日に投開票。首相、与党が過半数を割れば退陣を表明
- ロシア、化学兵器禁止条約に基づき、国内における化学兵器の全廃完了と発表
- 電気・ガス料金、来月値下げへ。原料となるLNGガス・石油・石炭の価格低下を反映
えっ、解散?えっ、選挙?投票までひと月もないというのに、任期の途中で今回のように解散がなければ原則4年、国費から年間歳費をとってもたくさん支出してもOKな人物を選ばなきゃだから、選ぶ方もほんとは大変。目当ての人物に引退されると、困るんだよな。
選挙が始まると生き生きするよね、各種マスコミ特にオールドメディア。祭りだ祭りだ、わっしょい的な。
きれいな半月だったので、写真に収めようとしたところ、大失敗。
電線がうらめしい。あぁうらめしい。電線のある景色はそれなりに味があって、アジアの混沌って感じもして好きだけど、撮りたいものが撮れない時の電線は、ただうらめしい。
得てして外国人観光客から電線が不評なのは、彼らには記念にカメラに収めたい景色があって、なのについでに写り込んでベストショットを阻害するから嫌われがちなんだな、きっと。
新米が美味しい季節。
美味しいお米はまずは高く買ってくれる産地へと流れるせいか、それともなのか。季節のわりには品薄で、思ったほどどこでも手に入るものでなし。生産者の顔と名前は、特になくてもいいです。
リーガルサスペンスが好きなので、秋の夜長に『ジャッジ裁かれる判事』を見た。
『ニューオーリンズ・トライアル』や大昔に見た、もう名前も思い出せない大逆転法廷劇ほどの、オセロがクルクルと入れ替わるような目まぐるしさはなかったけど、代わりに家族愛が詰まっていて想定外によかった。
見終わったあとで、二時間半という長尺のある作品だと気付いたくらい。中身詰め込み気味なので、そのくらい長くないと、きっとストーリーが破綻する。
広い目で見れば同じ法曹という職業を選んだ、確執のある親子、父と息子のお話。職業が家族の雰囲気を大きく左右する様子と、ついでに生活を支える職に対するプライドがあふれてた。
職業倫理を強く訴えるお話がたびたび出回る職業は、(医者だとか法律家だとか、あとは警察に政治家もそうだね)結局絵に描いた餅で、実際は倫理観のかけらもない事実が横行してることもある。
職業倫理をことさら美しく、あるいは強くうたいあげたフィクションを好む人は、本来こうあって欲しいという理想に過剰に期待している節があると思っていて、そんなに上手くいくかよというリアリストとは、折り合い悪くなりがち。衝突しがち。
本当に変えたいものがある人であれば、リアリストにもなり、理想を追える環境を作ろうとするもの。
東京住みの東大出身者と、京都住みの京大出身者だったら、きっと東京住みの東大出身者の方が多い。東京にはそれだけのキャパがあるから、東大出身者がそのまま東京に留まっていられる。
一方で京都には、超高学歴者のキャパは東京ほどなくて、東京ほどないから流出せざるを得ない。独り身だったらともかく、職とかお給料は現実だもの。現実と理想との板挟みで、理想を追える人は結局余裕のある人。余裕のある人の目に見えないお仕事のひとつが理想を追うことで、そこはやっぱり理想だから、実際に実行する人は少なかったりする。
一生理想を追い掛ける生き方も、それはそれできっと大変さ。
お休みなさーい。