クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

海と川が交わる場所、はまなすの丘公園に行ってきた

気持ちよく晴れた空が戻ってきた。いいこっちゃ。

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さて、札幌の北の方にはジョイフルエーケー屯田店という、何でも揃うすてきホームセンターがありまして。時々買い出しに行く。そこから距離にして16~20㎞ほど先、石狩市方面に進むと、はまなすの丘公園がある。

 バラが見頃ならはまなすの花もそろそろ見頃かいなと、ちょっと前に偵察に行ってきた。

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はななすの丘公園は、日本海石狩川に挟まれた、砂嘴を公園にしたもの。同じ公園とはいえ、前田森林公園百合が原公園とはずいぶん趣が違って、もっとワイルド。

 

平日の昼間とはいえ、30台ほど駐車可能なさして広くもない駐車場は、そこそこ埋まってた。天気がいいと、考えることはみんな同じ。夏が短い北国だもの。紫外線と天秤にかけても、やっぱりお日様の下を取る。

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木道がいい感じ。はまなすの丘公園の目印ともいえる灯台は、工事中だった。

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木道がいい感じとはいえ、公園というよりフットパスかと思う景色。存分にテケテケ歩きたかったけど。。歩きたかったけど。。でも、お昼代わりのお握り🍙も食べたかったのに、どこにも手頃なベンチの姿は見えず。歩く人との距離が劇近な、靴ひも直すのに最適なベンチしか見当たらず。

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フューシャピンクのハマナスと、紫色のイソスミレが、ポチポチと咲いている。見頃は7月上旬か。

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木道がある場所には、植物保護区の看板が。木道を降りて歩いちゃダメ。

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向こうに見えるのは、石狩川。すでに灯台もヴィジターセンターも、遠くになりにけり。木道が終わったそこは、未舗装の砂利道。履いてきてよかった、フラットシューズ。砂利道をザクザク歩く。

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ザクザク歩いていると、えらく背の低いポプラ並木に出合う。そのそばには、待望の東屋、休憩所を発見。いい加減お腹も減ってきたので、ここで遅いお昼にする。

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途中にある佐藤水産サーモンファクトリーで仕入れてきたせっかくのジャンボおにぎり、休憩所が見つからなかったらどうしようかと思ったよ。

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地図。砂嘴を公園にしただけあって、細長い。

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日本海に通じるショートカット、もとい観察路)

砂嘴を横切り日本海をめざすか、日本海石狩川が交わる河口をめざすか。もの珍しいのは、やっぱり後者。河口めざして再びテケテケと歩き出す。

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湿原あり、砂丘ありというバラエティーに富んだ地形。ハマナスは、そもそも自生していたものか、それともなのか。

 

時々見え隠れするオレンジの花は、エゾスカシユリ。こいつは浜辺でよく見かける、ハマヒルガオ。海が近いんだね。

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雀でも鳩でもカラスでもない鳥。なんなんすかね。

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どこが道か、わからなくなりそうな時はこの旗をめざす。そろそろ河口が近い。

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右を見れば石狩川。左を見れば日本海しかし写真にすると地味なので、その場に立つ本人以外にはきっとその感慨(感動まではいかないよ)はわかるまい。

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アタシ、ホームセンターに行くついでに来ただけだったのに、こんなにちゃんとした海に出るとは、予想もしなかったワー。という意味で、二重三重に感慨深い。

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フラットシューズ、砂浜では役に立たず。歩きにくいったらありゃしない。歩を進めるごとに、ズボズボ埋まる。ハイカットのスニーカーでもないと、スタスタ歩けない。流木まであって、完全に海。

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ヴィジターセンターは、遠くはるかに向こう。帰りたい、でも帰る道がわからない。この砂浜を歩くしかないのか???

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人っこひとりいない砂浜を、無理くり歩く。200万都市札幌の中心部から、1時間もかかったかどうかでコレ。都市と自然が近すぎて、びっくりさ。

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なんでサーファーが居ないの???と思う、それなりに感じのいい波が立っている。オロロンラインをドライブした時もいい波立ちまくりで、ここが関東近郊ならサーファー大歓喜なところ。多分。
(注:石狩湾の海岸では離岸流が発生するらしいので、サーフィンや海水浴には不向きな場所なのかも)

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帰りたいのは、あそこ。近くて遠い。今地震が起きて津波が発生すれば、余裕で波に吞まれそうな距離。先人の足跡に勇気づけられる。よかった、ここを歩こうと思った馬鹿者、私だけじゃなくて。

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振り返れば、無国籍な景色が広がっている。

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ようやく観察路に戻る道発見。帰るべき場所は、あそこ。歩くべし。テケテケ。

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見知った場所に戻り、ひと安心。

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(木道から、日本海方面を臨む。)

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ヴィジターセンターで、はまなすソフトを食べる。ほんのりかすかに、はまなすの香りがする。

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次に来る時は、砂浜に強い靴を履いて、ハマボウフウの種を蒔きましょう。

 

都市と自然が近過ぎて、予想外のワイルドさにやや消耗。二回目ならきっと大丈夫。よい運動と、気分転換にもってこいの場所だった。よく知りもしない人と、わけもわからず拳ふり上げるなんて、まっぴらごめんさ。

 

お休みなさーい。