クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

馬鹿げて広い滝野すずらん丘陵公園で、トレッキングしてきた

世の中で、もっともウットリできる数字は消費カロリー。その反対に、もっともゲンナリする数字は摂取カロリー。できれば常に、消費カロリー>摂取カロリーでありたいもの。

 

というわけで、滝野すずらん丘陵公園で、張り切ってテケテケ歩いてきた。

地図を見てもわかる通り、北海道はでっかいどうを実感する、巨大な公園。

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 (これでも、公園の一部でしかない)

400ヘクタールあると言われても、どれほど広いものなのか。実感ないから、わかんね。グーグルさんに聞いてみたら、東京ドーム約85個分と出たけれど、その数字が正しいかどうかは、知らね。

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運動前に、エナジーチャージ。酒屋さんの一角にあるジェラート屋さん、「果林樹」のもの。国道沿いにあるので、寄り道しやすいお店。ウマウマ。

 

滝野すずらん丘陵公園といえば、季節の花が楽しめる、カントリーガーデンゾーンがいっちゃんポピュラー。遊歩道が整備され、“目で見て楽しく歩ける”ゾーンなので、ベビーカーを押した親子連れや、杖をつきながらの年配の人でも大丈夫。観光客の姿も多し。

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行ったときは、見頃を過ぎたチューリップが刈り取り間近で、すずらんも見頃を過ぎようかという頃。見頃を過ぎていたとはいえ、すずらんの芳香が漂っていた。清々しくていい匂い。

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白い紫陽花のようにも見える、オオデマリは満開。わっさわさと花をつけたオオデマリの木、枝が折れそうで重そうだった。

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カントリーガーデンゾーンを過ぎ、子どもの谷も、すずらんの丘展望台も過ぎると、滝野すずらん丘陵公園の本領発揮。深―い森が広がっている。この日の気温は、20℃以上あったけれど、長袖・長ズボンで肌が露出しないような恰好で臨んだ。

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こんな場所だもの。

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ブヨとか、マダニとか。歩きやすく整備された歩道や、清潔なトイレがあるとはいっても、そこはやっぱり大自然のお膝元。首元にタオルなし(忘れてた。。)となったのが悔やまれた。

 

多分、ロコの人たちが遠足や野外学習で訪れるような場所が、“滝野の森ゾーン”。

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遠くかすかにキャッキャと楽しそうな声が聞こえてくるものの、姿はなかなか見えず。お気楽に散歩できる場所から、一気に深い森に入る。

 

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これが有料公園(入園料410円プラス駐車場代410円かかる)とか、まじっすか???な道が続く。速やかにカントリーガーデンゾーンに帰りたくなったけれど、気付けばどんどん深入りし、森の中を分け入るはめになった。ここまで“普通に森“だったとは、想定外。

 

とりあえず、森見の塔あたりを目指す。

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(緊急時の連絡先が、ちゃんと明記されてるから安心。さすが有料公園)

要は歩きたい、運動量を増やしたいだけとはいえ、高低差のある道は、意外と歩数が稼げない。筋肉は使ってるのかもしれないけど、一向にアプリの歩数、あるいは消費カロリーが増えないので、ムッとする。

 

ムッとしている鼻先に、芳香が届く。が、香りはすれど、匂いの元となりそうな花は周辺には見当たらず。

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(森ゾーンに入ると、足元も砂利道になる。悲しい。。)

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蕗の香りとは明らかに違う。食べられるのかどうかは知らないけれど、蕗いっぱい。

 

山の天気は変わりやすく、だんだん雲行きも怪しくなってくる。ステキトレッキングという浮かれた気分は速やかに吹き飛び、心細くなってくる。周囲の鬱蒼とした緑が恨めしい。駐車場もはるか彼方で眩暈がしそう。

 

そんな時に見つけた、とっても可憐な花。一瞬で、ネガティブモードも吹き飛んだ。あんまり見たこともない、珍しい花。山歩きが好きな人、こういう出会いが好きなのかもね。

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 開花間近のヤマシャクナゲ。とっても可憐だけど、特にいい匂いがするわけではなく。

 

いったいどこからいい匂いがしてくるんだ???と、狐にでも化かされたような気分でいたところ、ついに正体見っけ。あぁそうだ、タイサンボクの匂いだ。

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タイサンボクの木はたいてい巨木なので、はるか頭上を見上げでもしないと、花も見つけられず。初夏の花はたいてい真っ白で、清々しいやね。

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子どもの谷ゾーンにようやく戻ってきた頃には、小雨に振られる羽目に。汚れてもいいような恰好だったから、別にいいけどね。

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ルピナスの花が揺れる草原。

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人工の滝。

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有料公園内とはいえこんなのを見慣れると、本物の大自然に出逢っても(* ̄- ̄)ふ~んと感動が薄くなる。

 

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滝の裏側から撮った写真。こんなことまでできてしまうから、大自然の滝は、もっとすごくないと感動も少なくなるんだよな。。

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カントリーガーデンゾーンの休憩所からお花畑を見る。どこかのヨーロッパと言っても通じそうな、異国感。

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植物が生えた屋根を見ると、建築探偵藤森照信氏のニラハウスを思い出す。その方面にはなーんの知見もないけれど、建築を見るのが好きになったきっかけは、藤森照信の建築探偵だった。

 

子どもの谷ゾーンにはジブリっぽい建築物もある、滝野すずらん丘陵公園

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最後は雨に降られそうになって、焦って急いだにも関わらず、消費カロリーは平服で平地をテケテケ歩いている時の方が上だった。

 

高低差があるから、思ったほど歩数が稼げなかったのか。アドベンチャー気分は満喫できたけれど、そこが不満。とはいえ見渡す限り緑・緑・緑の大洪水で、しっかりリフレッシュできた、よいところ。

 

お休みなさーい。