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クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

邦題はひどいけど、ハッピーとポジティブがギュギュっと詰まった『パパVS新しいパパ』見た

映画 レビュー 日記

日本の場合、二地域居住は花粉症をきっかけに広がるのかも。かもかも。花粉症シーズンだけ花粉の飛ばない地域で働くことができたら、生産性も働く人の幸福度もアップするに違いない。花粉症とは無縁になって、幸福度は確実に上昇した。

 

1時間に一回くらいの割合で、頭痛~いとのたうち回っているけれど、別にインフルエンザじゃない。症状が落ち着くまでは薬でやり過ごすしかなく、昨日に引き続いて、難しいことはなーんにも考えたくない状態。

 

そんな時にお役立ちなハッピームービーを探していたら、大当たりを引いた。

 『パパVS新しいパパ』。邦題がひどいけど、ケラケラ笑えるコメディで、鎮痛剤よりよっぽどお役立ち。

 

子供に必要なのは、パパか父親か。

 

生物学上の父親と、母親と再婚した継父が、娘と息子、子ども二人の寵愛をめぐって争うお話。家庭的で、正攻法ビジネスで成功している継父は、客観的に見ればとってもいいお父さん。ところが子供は残酷なもので、たまーにしか現れず、面白おかしく甘やかしてくれる実の父親びいき。

 

見た目からしてワイルド&タフな実の父親ダスティと違って、継父ブラッドはどこから見てもいい人。人は見た目じゃわからないとはいえ、まだ小さな子どもにとっては、“自慢の種”が多いほど、ステキな親になる。

 

ダスティはワイルド&タフな見た目でカッコいい、ついでに面白くて愉快で、結構いい男なんだけど、じゃあそんなにステキな男性なら、どうして離婚したんですかね???

 

と、考えるのが大人。

 

愉快で話も面白い人だけど、「本当のこと」を決して言わない人に、子どもは預けられない。

 

子どもは不完全で飽きっぽくて、飴に弱くて素直に言うことも聞かない。おまけに自分たちに注がれてる愛情もきっちり理解していて、その愛情はまだ涸れることもないことを知っている。立場の強い子どもたちの、歓心をかおうと大の大人、ダスティとブラッドが大人げなくムキになるところがたまらなくおかしくてステキ。

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(これも飴の一種)

「子どもは愛すべきもの」という精神に貫かれていて、アメリカ社会でそこそこ成功を収めている人たちの、強固な本音も見て取れる。

 

不完全な生き物である子どもの相手を、自然にこなせる人間とそうでない人間だったら、さて、いったいどちらが優れているのか。

 

24時間×365日×子どもが大学なりなんなりに進学して子育てがひと段落するまでのなっがーい時間。飽かずに子どもの相手を、時には導き親としての役目を果たすのに適当な人物像について、大人はすでに最適解を得ている。経験則で。

 

ワイルド&タフでカッコつけたまま親業がつとまればいいけれど、大抵の場合はそんな風にいきっこない。

 

大抵の場合はそんな風にいきっこないことも織り込みつつ、でもね。。というエクスキューズつきでみんながハッピーになる大団円がとっても気持ちよかった。

 

ダスティとブラッドという好対照な二人は、あらゆる面で「違う答え」を出す二人。父親が一人だったら父親固定観念に縛られてしまうけれど、二人いれば、異なった視点が手に入る。

 

離婚も再婚も当たり前の社会は、一歩も二歩も先を行って、辛苦といったネガティブ要素からも頭ひとつ抜け出して、ポジティブな面を見つけるのが上手なんだ。

 

ダスティに幸運をもたらしたのは結局のところブラッドで、さっさとダスティに見切りをつけた妻のサラは、大人の女性だけあって、やっぱり見る目があった。

 

子どもたちもキュートで、すごーくリラックスできる、ハッピームービー。よかった。

 

お休みなさーい。