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クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

インターミッション

日記

大抵の人は政治活動より経済活動の方が好きで、経済活動を行っているとぶち当たる、“政治の壁”にぶつかってはじめて政治に目覚める。ところが給料でしばられている人間は、職場を変えれば、仕事でぶつかった政治の壁もヨユーで乗り越えられるので、政治の壁に縛られることもない。

 

結局政治の壁に悩まされ続けるのは、経営者。

 

経営の規模が大きければ、政治の壁を、小金を払ってロビー活動という名の経済活動で乗り越えることもできる。規模の拡大をめざせば、政治の壁も容易に乗り越えられるようになって、従業員に見切りをつけられることもない。

 

規模の拡大をめざすのは、LOVE資本主義というより、政治の壁から自由になるため。

 

トランプさんとサンダースさん。目指すところは真逆に見えて、票田とするクラスタが被ってくるのはそういうことで、大抵の人は経済活動の方が好きだから、経済的に豊かなにおいが濃厚な方へと票が流れるのももっともなこと。

 

規模の拡大をめざさず、政治の壁を乗り越えられる方法が見つかれば、そりゃそっちへ乗り換えるさ。

 

ということを、『アラビアのロレンス』を見ながら考えた。ピーター・オトゥール主演のふっるーい映画。ついでになっがーい。3時間47分もある。

 3時間47分もある長い映画、映画館で見た昔の人は、どんだけ辛抱強かったんだ。。と尊敬しそうになったら、ちゃんとインターミッションという名の「幕間」があった。

 

「Intermission」という文字とともに、突然画面が真っ暗に。画面が真っ暗のあいだにもテーマ曲は流れ続け、その間にお茶とケーキを用意した。

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(おいしくいただける期間である賞味期限を5日ほど過ぎたフロマージュ・ブランで作ったいちご入りクラフティ。お腹痛くならないか、ドキドキしてる。でも美味しい)

 

歌舞伎でお弁当を使うほど、長さのある幕間ではないけれど、まぁひと休みにはなる。

 

歴史的決着がついた出来事ではなくて、現在にいたっても紛争の火薬庫だから、うかつにエンタメにもできないのがアラブ世界。

 

戦争は最高のコンテンツで、エンタメネタの宝庫だけれど、エンタメにできるのは「決着」がついたものだけ。ナチスドイツネタがいつまでもコンテンツとして使われ続けるのは、白黒はっきり決着がつき、ある意味安心して使えるから。

 

結局現在までくすぶり続け、未来永劫禍根を残すことになる歴史の転換点に立ち会い、その一因となった戦争で英雄と呼ばれた、「どこにも身の置きどころ」のない人物が、アラビアのロレンス

 

数か国語に堪能で、博覧強記で教養ある人物ほど、自身が是とする教養を裏切る結果にメンタルやられるんだろうな。。

 

昔から、「無人島に持って行く本」リストを考えるのが好きで、持って行くなら古典と決めている。プルタルコスの『英雄伝』、カエサルの『ガリア戦記』などなど。なにしろ長いから、退屈しのぎにもってこい。

 

ついでに何千年も前に死んでしまった人の考えに、触れられるところがいい。

 

無人島に行く羽目になったことはなく、行く機会もなさげなので、多分読破することもなさそうなんだけど。アラビアのロレンスことT.E.ロレンスも『知恵の七柱』という著書を残していて、それは無人島に行くまでもなく読んでみたいとちょっと思った。

知恵の七柱 (1) (東洋文庫 (152))

知恵の七柱 (1) (東洋文庫 (152))

 

 過酷な当時の状況、望まない結果を、ロレンス自身はどのように振り返って消化してるのか。彼自身のことばだったら、読んでみたい。

 

お休みなさーい。