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クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

店はたくさんあれど、予約なしでは入れもしない

日帰りで行けない 食べ物

帰省を兼ねた京都旅行、両親の相手をしたり友人と会ったりと、それなりに用事が盛りだくさんだった。おまけに超超超繁忙期のGW中とあって、行ってみたいと思ったことごとくのお店は予約もとれず。それゆえ、「食」の楽しみは捨てて挑んだ。そのかわり、ぶらぶら街歩きを楽しんだ。

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不二家がマツキヨに。。ニュースで知ってたとはいえ、実物を目にするとショックが大きい)

先斗町は、ほんっとに外国人観光客が増えた。聞こえてくる言語も実にさまざまで、観光客もグローバル化。そういやスタバも増えて、観光客とも思えない、働いてるっぽい人もよく見かけたけど、彼らはノマドワーカーか。

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(学生時代、友人がバイトしてたお店。無くなってるお店も多いなか、ここは健在)

先斗町祇園木屋町。このあたりでバイトしてる友人・知人も多くて、借りてたCD(だったのよ、当時は。。)を返しにきたら、「△△のバイトしてる店(お好み焼きメインの居酒屋とかそんな感じ)に今、田村正和来てるって」と言われ、さしてファンでもないのに嬉しがって、みんなで見に行ったのも今は昔。

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(ここは愛してやまないタナカコーヒーの跡地に思えてしょうがない。目印だった、はす向かいにあった煙草屋も、今はもうない)

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茶香房長竹も健在。何かの京都特集で、和装で路地を掃除するご亭主がテレビに映し出され、「テレビ出てましたね」と言ったら、ご本人はまったく知らぬうちに撮られたものだった。というエピソードは、今思い返してもいろいろ思うところがある。そういう体質は、直らないんじゃない?

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(鴨川をどりのシーズンでもあった。)

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先斗町より南、四条から五条方面に至る通りもずいぶん浄化されて、ピンクピンクしたお店もすっかり姿を消していた。バブル崩壊後はアダルト産業だけがずいぶん景気良くて、学生や勤め人が普通に闊歩してた通りのいくつかは、アダルト産業に占拠された。路地にあるような小さいけど健全なお店は、肩身がせまそうだった。

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先斗町木屋町あたりが、国際観光地化&テナント料上昇したせいか、「落ち着ける店」は繁華街から移動しつつあるよう。

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(ここは昔からある。)

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(入ってみたかった。。けど満席。)

無計画に夕食にありつこうとしても、どこもかしこも満席。ようやく入れたお店は、やや不便な場所にあって、食べログレビューもほとんどないようなお店。でも、出てくるものはことごとく美味しかった。

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結局京都を離れてしまうと、“ビッグネーム”なお店しかアンテナに引っ掛かってこない。ゆえに、ほんとはあるはずの「地元の人が通う、いいお店」が見えなくなるから、観光客には見つけられない。

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泊まったホテルは「伊右衛門サロン」のすぐ近くだったけど、朝ごはんを食べるために、朝から行列ができてた。そういう用意周到さと忍耐力がないと、スペシャルな体験もできやしないのが、国際観光都市。観光シーズン以外に訪れるのが吉。

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先斗町木屋町のみならず大和大路通りも歩き回る。ここまでくると、観光客の姿もまばら。

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力餅食堂!!!今ではすっかり希少な存在に)

とはいえ新門前は古美術を扱うお店が集まってるので、コレクターっぽい外国人が、店主に見送られていたりする。

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(こちらのタバコ屋は健在。飲み屋街でもあるせいか)

 

夕食を食べたあとも街をぶーらぶら。関西では、飲んだ後の〆はやっぱりタコ焼きでしょ。テイクアウトするつもりが、店内でも飲食可だったので、なかへ。キャッシュオンかつ立ち飲みスタイルの飲み屋だった。

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うなぎの寝床スタイルで細長い店内は、音楽もやかましくて、お店の人も客もエネルギッシュ。あぁ関西。。京都滞在中もっとも“関西“を感じた場所。ちょっと「地球屋」を彷彿とさせる、わけのわからなさが魅力。

tabelog.com

ちゃんとしたところでご飯も食べたし、一個1000円もする高級ケーキも食べたけど、もう一度行きたいのはこのお店だけ。

 

おかしい。。

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この店の前を通りかかるたびに、「大人になったらこういう所で食事する人になるんや」と思ってたのに、どこでどう大人への階段を登り間違えてしまったのか。

chimoto.jp

大人になって、この手のお店には躊躇なく入れるようになったのに、キャッシュオンで立ち飲みのタコ焼き屋に目を輝かせるようになるとは、想像もしなかった未来に生きている。隣の芝生はいつまでたっても青いってことか。

 

木屋町でも落ち着いていたお店、「前田豊三郎商店」は移転し「まんざら亭」は増殖してる。河原町通りも四条通りも、いつの間にか地価にあわせてビッグネームのお店ばかりになっていた。往時でさえかろうじて残っていた個人店もすっかり姿を消して、繁華街から生活の匂いが消えた。四条通りには、布団屋だってあったのに。

 

今も昔も生活してる人はいるけれど、ライフスタイルがすっかり変わり、この辺りで生活してる人向けのお店も、繁華街ど真ん中からはちょっと離れた場所に移動してる。

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よーじやや伊右衛門みたいに、ローカルから突き抜けたブランド以外、繁華街ど真ん中ではもうやっていけないのか。伊右衛門サロンはともかく、よーじやは、今や地方でも期間限定ショップがやってくるくらいだから、珍しくもない。

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(ここはかつてのオトゥール・デュ・モンドではありませんか???)

広くなった四条通りに合わせ、ずいぶんたくさんの観光客が歩いてたけど、観光客が入りたいようなお店は、もうそこには見つけられない。ここじゃなくても買えるでしょ。そう思うものを扱ってるお店はいっぱいあるんだけど。

 

観光客とローカルな人たちが楽しむお店は、今も昔も切り離されている。

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観光客に蹂躙されたくない自分たちの隠れ家は、観光客の目から隠される。隠れ家があると思わせるところがポイントで、リピーター獲得に繋がるのか、メンドクセーと回避されるのか。今回は街中で用事があったから街中で過ごしたけど、そうでもなければもっとローカルな場所、次回は美山とかで過ごしたくなった。

 

繁華街ど真ん中を楽しもうとするための、情報収集がたいへん過ぎる。

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(乗り損ねた大阪のアクアライン。心残りや)

京都旅行記はこれでおしまい。

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お休みなさーい。