すすきのといえば、関東以北最大の歓楽街。夜ともなれば、外国人観光客様ご一行が、比較的穏便な場所をもの珍しげにそぞろ歩いていらっしゃるところ。
ギラギラした電飾に騙されてしまうけど、市民憩いの場である中島公園への通り道でもあり、新しく建設されたマンションに包囲されつつあったりと、生活者とも共存する場所。
繁華街という来歴ゆえか、やたらめったらお寺社の類も多い。
立派なこちらのお寺は、すぐそばにはスーパーホテルが建つ。近寄りがたいけど、一歩中に入ればそれは見事なイチョウの木がお出迎え。ちょっと前に撮った写真なので、今はもう落葉してるかも。
場所柄ゆえに、その手の供養をする場所も必要よね。。と、納得するお寺社があっちにもこっちにも。
往時、バブル期にはふんだんにお金をつぎ込んで作ったと思しきビルもチラホラと。細部にこだわりがあって面白いブツと、時々めぐりあう。
(壁面に散らした、意味ありげなカラーパターンがいい。モダン。)
(こちらは、角の段々になったデザインが凝っている。)
ビルが無個性なかわりに、思い切った壁面装飾が大胆。どんな人がデザインしたんだろうと思うけど、意外とフツーの人だったりして。
「夜のK点越え!」のコピーがスバラシイ。
この看板は先日のブラタモリ札幌編でも取り上げられてた。
喫茶店トップは、『探偵はbarにいる』のロケにも使われたお店。すすきの市場すぐそばという立地ゆえか、一見には敷居の高いお店。全然落着けなかった。。
夜のしげぱんがオープンする前だというのに、街はすでに薄暮の気配。日が暮れるのがずいぶん早くなった、これでも午後4時前。
札幌財界の人が「ヌシも悪よのう」とか言いながら、談合する際に使うお店でしょ、ココ。と、曇りまくった眼にはついそう映ってしまう。一度は行ってみたいけどね。
明治初めの頃の札幌には、もっと料亭が多かったらしい。と、これもブラタモリ仕込みの知恵。芸者さんもそれなりの数居たそうで、少ないながら現在でも“札幌芸者”は生き残ってらっしゃるとか。
北海道神宮例祭(札幌まつり)の山車で踊るナゾの人たちの中には、本物の芸者さんもいらっしゃるのかもしれん。居ると思ってた方が夢がある。
お隣の和風建築に合わせ、クロネコヤマトの店舗も和風っぽい。
そのうち飛脚っぽいコスプレしてくれたら楽しいな。
鴨々川は、すすきのを経て創成川に合流する。鴨々川の秋。
豊水すすきの駅近くになると、すすきのとはいってもぐっと落ち着いた雰囲気になる。
(中島公園に近くなると、こんな喫茶店もある。)
すすきの、歓楽街のわりには喫茶店が少ないのが難点。コンビニがあればじゅうぶんなのか???
雪国&歓楽街という奇跡の組み合わせによって、淘汰されずに生き残ったに違いないお店。
現在も、常連さんらしき人が割烹着着て、ざっかけない姿で急遽切らした何かを買いに来てたりする。近くでお店やってるに違いない。
謎のオブジェ。とげとげしい奴や。
クロワッサンたい焼きのお店は、オープンに向けて着々と準備中。外国人観光客にもウケそう。
そのすぐそばにはこんなお店が。
いい匂い&湯気が目立つこちらのお店は、肉まん一個買いもOKのテイクアウト専門店。ちびっこも連れだって買いに来てた。肉肉しいシュウマイもチマキも美味しゅうございました。
市電すすきの停留場からも徒歩圏内で、じゅうぶんお散歩が楽しめた。
お休みなさーい。