12月上旬並みの寒波に見舞われ、小雪吹きすさぶ週末になった。おお寒い。ライトアップされた北大のイチョウ並木を見に行くには、相当難易度の高い天気となり、断念した人も多かったかも。
(まだ少し緑の残るイチョウ並木。銀杏臭も今ならまださほど感じずに済む)
週末を避け、ちょっと早めに見に行ってきてよかった、北大のイチョウ並木。完全な紅葉にはまだちょっと早かったけど、じゅうぶんきれいだった。老いも若きも、観光客も学生も地元の人も。紅葉見に来た人でいっぱいだった。「北大 イチョウ並木」で検索したら、ここ数日で3万枚くらいSNSやその他に写真アップされたんじゃないの?と思うくらい。
職員も学生もいない、早朝(7時、あるいはもっと早く)から陣取って写真撮影する人も居るとか。熱入ってるな。美しい景色にもっともおジャマなのは、「人」なのね。
黄色だけでなく、赤く色づいたカエデにその他(植物の名前知らず)も。
いかにも大学な雰囲気。こういう四角い無個性な建物と、歴史的な建物が混在している北大構内。
伝統ある農学部は、その歴史にふさわしく重厚感あふれるたたずまい。窓の作りや色違いのタイルなど、細部まで見どころがいっぱい。
大学内を流れる川の周囲はまだ緑が濃い。天気が良かったので、お散歩びよりだった。
こちらは、有形文化財にして北大建築遺産トレイルナンバー5の建物「古河講堂」。
北大内には歴史ある建物が多く残されてる。今となってはありがたーい観光資源。観光客向けガイドブックなんかでは「北大に行ったら北大建築遺産トレイルめぐりで、歴史を感じよう☆」とか紹介されてるのかもしれん。
☆建築遺産トレイル☆
http://museum-sv.museum.hokudai.ac.jp/projects/edu-gp08/build/build_all.html
建築遺産トレイルすぐそばの歩道。順路が決まってるのかどうかは不明。
歩道わきのイチイ(別名アララギ)の木には、赤く可愛らしい実がたわわに。赤い実をツマミ食いするちびっこの姿はとってもキュート。種は食べないでね(種には毒があるらしい)。
由緒ありげな石。かつての卒業生によるものか、はたまたもっと立派な理由によるものか。字が消えかかってよくわからず。
こちらのクラシカルな建物には、「北海道大学出版会」の看板が。
かつてここにあり、現在は火元責任者かなんかですかね。現在もこの場所で活動してたらビックリ。冬場は過酷そう。明治35年建築の建物ながら、伊藤組施工でびびった。伊藤組は、北海道を代表する建設会社。北大の建物作ってるとか、由緒正しかったんだな。。
(こちらも由緒ありげな建物。近付いてみなかったので、建築遺産か否かは確認せず)
緑豊かで、好天にめぐまれたらのんびりお散歩するのにもってこいの憩いの場。寒波と強風に襲われた現在は、さてどうなってますことやら。
大通公園でさえコレだったから。花壇の花まで、冠雪して痛々しい。予定外に早く訪れた初雪だから、花はまだ咲く気まんまんだったに違いない。
早くも冬。遠慮なくダウン着れるのはいいけど、寒いのはイヤね、やっぱり。冬眠したくなる。
お休みなさーい。
新緑の頃の北大キャンパスは、こんな感じ。