清らかな生活をおくっているので、夜のすすきのには基本的に縁がない。時々食事に行くくらい。縁もなければ用もないんだけど、こよなく愛するパン屋の『しげぱん』があるとなれば、話は別。すすきのには、夕方からオープンする『夜のしげぱん』がある。
しげぱんでおなじみのマークをすすきので見掛けた時は、流行りのお店の名前を借りる、あかんやつかと思った。名前パクリ系。ところが、本当にしげぱんの二号店だった。すすきのという土地柄に合わせ、夕方4時から翌朝の4時まで営業。夕方のすすきのだったら、散歩帰りに寄り道もできる。
そろそろ紅葉も始まりつつある中島公園。護国神社では七五三参りの幟がはためき、そういやそんな季節だったと思い出させてくれる。デパートの子供服売り場では、七五三の前撮りっぽいイベントも行われてた。結婚式以外にも前撮りがあるんだね、今は。
そんな中島公園を出て、まっすぐ北に向かうとすすきのに至る。関東以北で最大級の歓楽街とはいえ、昼間のすすきのはいたって平穏。散歩する老夫婦や観光客など普通の人に押され気味で、その手のお店の人、昼間は肩身狭そう。
(こんな花束を売ってるところが、すすきのらしい。)
中島公園から市電が通る南1条通りをめざして途中で西に曲がる。といっても土地勘のない人には通じるわけなかろう。
市電「資生館小学校前」駅で降りると、巨大な駐車場ジャンボ1000が目に入る。そのジャンボ1000沿いの道を南に進んで行くと「第五桂和ビル」があり、ビルの中に「夜のしげぱん」がある。周辺は桂和ビルだらけだけど、角のビルが第五桂和ビル。
桂和ビルのトレードマーク、二頭の獅子がお出迎え。神社の狛犬っぽい。桂和ビルの創業者が中国にルーツを持つ方とかで、桂和ビル系のビルではどこでも目にする。すすきのが創業の地らしく、そこいらじゅうが桂和ビル。
しげぱん本店に比べると、こちらのお店はややこじんまり。
置いてる品も、本店とはまたちょっと違うように感じる。小ぶり?
(「なな」や「沙織」などパンとは思えない商品名)
どピンクのバッグが用意されているところがすすきのらしい。女の子への手土産用か。
不夜城で働くひとたち、小腹が空いた時に摘まむのも、ケーキよりパンの方が嬉しいかも。
関東以北最大の歓楽街で、夜間人口もそれなりの街。夜間のみ営業に舵を切ってもそれなりに売上がありそう。歓楽街イコールお酒にラーメンばかりなのも、なんだかね。夕方からオープンしてくれると、夜の住民とは違うクラスタも、気がねなく利用できる。
桂和ビルから駐車場ジャンボ1000の間に、MKタクシー乗り場も発見。やや不便な場所にあるのは、新参者ゆえか。MKタクシーに乗り合わせると嬉しいけど、数少ないのよ。
中島公園からの散歩帰りにも、ちょっと寄れる。立ち寄りやすい場所にできてますます使いやすくなった、『夜のしげぱん』。満足。
昨年の中島公園の様子はこちらのエントリーで。10月下旬が紅葉の盛りか。
お休みなさーい。