クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

商店街の純喫茶「珈琲館ばるびぞん」

まだ見ぬカフェや純喫茶を求めてフラフラしてる。

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カフェはともかく純喫茶探訪は、時間との戦い。先日も、ここはいずれ調査に来ようと目をつけていた純喫茶に行ってみたら、居抜きで別のお店に変ってた。ガーン。学生街にありそうな、フードが大変充実してるように見えたお店だったのに、残念。一度味わってみたかった。。
 
 
で、気を取り直して向かったのは、西屯田通りという商店街。商店街といっても今となっては歩行者よりも車の往来が目立つ場所。札幌で大人気のパン屋「しげぱん」がある通り。えびそば「一幻」があるのは東屯田通りと覚えてる。

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 その「しげぱん」のすぐ近くに、カフェがあると聞いていたので行ってみた。「しげぱん」とは道路を挟んではす向かいとのことだったけど、あるのはどう見ても 昔ながらの喫茶店でした。

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写真付きメニューを眺めてみるに、フードはどれも美味しそう。これは期待できると中に入って見ると、中もたいへんいい感じに年輪を経て、いい感じに落ち着ける空間が広がっていた。浅草の純喫茶を思い出す。
 
 
店名が「珈琲館ばるびぞん」、店内にも絵がたくさん飾ってあった。気さくだけどどこか品のあるマスターや奥さんの様子からしても、絵がお好きか何かしらの形で以前絵に携わっておられたのか。内装もステキだった。この椅子とテーブルと、オブジェと化した公衆電話がいい感じ。久しぶりに見たな、公衆電話。

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メニューも見ずに注文する、常連さんっぽい人がお客さんには目立つ。そりゃそうだ。この場所だもの。知ってないと来ない。こちらの「珈琲館ばるびぞん」も、フードに期待できそうなラインナップ。お腹具合と相談の上、おススメのうちの一品、「ベジトースト」を頼む。

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何なのこのボリューム。。ここだけデフレが終わってない。野菜たっぷり、明太子ペーストでも使っているのかちょいピリ辛で、たいそうお腹が膨れて美味しかった。これで380円、安っ!
 
 
フードメニューにはその他にも、ハンバーグサンドやザーサイ高菜ライスなどのメニューが並び、挑戦意欲をかき立てる。また今度ね。フードだけなく、アイスサン ド(!)にかき氷、自家製きなこ黒蜜白玉など、どれも美味しそうかつリーズナブルなものばかりが並ぶ。もう、何なのこの店、近所にあって欲し過ぎる。「珈琲館ばるびぞん」があれば、コンビニいらないじゃん。コーヒーは550円から。

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 こちらは、”アイスクリーム”と素っ気なくメニューに記載があった一品。

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予想外のボリュームに、自分が頼んだのはパフェだったかとうろたえた。自家製黒蜜白玉より高いはずだわ。。
 
 
食べ物の写真を撮るわ、店内の写真の写真は撮るわで、こいつ何者。。と胡乱な目で見られていたけど、昔の商店街の話になると、嬉しそうだったお店の人。「昔はひと通りももっとあって、それはそれは賑やかだったんだよ」と。うん、わかる。

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 (こういう感じの椅子も、最近あんまり見なくて懐かしい)
 
市電の停留所からは若干距離があるとはいえ、自転車でも使えば、大通や札幌駅前まですぐの場所。官庁街にも近い。近隣にはスーパーをはじめクリーニング屋 など、あったら便利なお店は大体そろってる。車を停めるのに苦労する、車社会に適応してないところがネックだったのかも、特に冬季。
 
 
徒歩で歩きやすい場所になれば、今でももう少しひと通りも増えるのか。

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 札幌プリンスホテルからも、生活道路を使えばすぐそこ。生活道路を横切る勇気さえあれば、ほんとにすぐそこ。
 
 
西屯田通り商店街、「しげぱん」にパンを買いに来る以外にも「バルビゾン」で一服という新しい楽しみ方が増えた。
 

tabelog.com

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ジェントリフィケーションっていうんですかね、街が小奇麗になって、昔ながらの個人商店の生き残りが厳しくなるなか、今しばらく健在であって欲しい純喫茶だった。土曜日がお休みで、日曜日は営業しているところも面白い。
 
 
今週こそは更新頻度を上げるぞ、と志だけは高く持ちたい。お休みなさーい。