クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

秋から地震保険料また上がるんだってさ

めざすのはなんちゃってミーツリージョナルだから、ニュースネタはすすんで取り上げたくはない。ないけど、素晴らしくタイムリーでバイラルメディアもかくありたいと思うニュースを目にしたので、思わず書いてしまった。
 

www.asahi.com

関東地方が久しぶりに大きな地震に見舞われた翌日にこのニュースですよ、奥さん!日経と朝日と産経と。その三誌は今日同じようなニュースをリリースしてた。ネット系ニュースもいくつか追随してる。毎日は、遡ること数か月前に、同じような内容をすでに記事にしていた。
 
 
ネタをあたためておいて、最も効果的なところでババーンと大きく報道した感じ。何ごともタイミングが大事よね。
 
 
日本で最も地震リスクが低いエリアに住んでいるので、最近の地震保険動向には疎い。昨夏にも全国平均で15%ほど保険料が値上げされてたとは知らなかった。多少値上げされたところでもともと地震保険料が安いエリアなので、気にもしてない。
 
 
不動産業など、地震保険あるいは火災保険になじみがある人にはお馴染みだけど、地震保険はどこに住んでるかで保険料が全然違う。

www.tokiomarine-nichido.co.jp

www.sonpo.or.jp

南海トラフや首都直下型地震のように、きっと来るといわれてる巨大地震リスクを抱えてるエリアほど、保険料は高い。
 
 
ついでに、住んでいる建物の耐震性によっても保険料は全然違う。最新の耐震あるいは免震構造の非木造建築ほど保険料は安い。逆にいえば、古い木造建築ほど保険料は高くなる。単純試算で倍くらい違う。
東京都内の主に非木造の住宅の場合、保険金1000万円あたりの保険料は年2万200円。これが4000~6000円程度上がる計算だ。
日経新聞より引用)

値上げされても我が家の自動車保険より安かった。4年落ちの普通乗用車で車両保険も入って、20等級(割引率MAXで63%割引き)で、あらゆる特約つけてフルカバーにして、年間保険料が73,850円。

 
自分が加害者となった時、億の支払いにも耐えられるよう、対人・対物保険は無制限にしてる。高い保険料払ってカバーしてるのは、自分が加害者となった時のリスク。
 
 
いっぽう地震保険には、「加害者」が存在しない。自然相手だもの。誰に請求するわけにもいかないじゃない。
 
 
というわけで、地震保険の場合は被害者となった時のリスクをカバーしてくれる。泣きっ面にハチとならないように。ローン返し終わってないマイホームが地震でつぶれ、二重ローン組む羽目になったら普通の人は詰む。建物はつぶれなくても、地震で火事が起こって延焼する場合もある。地震由来の火事は、通常の火災保険では補償されない。
 
 
人口が集中しているエリアほど、何かあった時のリスクも高くなる。リスクが高くなるから、保険料も高くなる。保険料の高さはリスクの大きさをくっきりはっきり浮き彫りにしてる。
 
 
きっと来ると言われながらも地震保険の普及率、最も高い愛知県でさえ37.9%。東京でさえ、34.9%。全国平均でも30%にも満たない。地震大国なのに、変なの。
あなたの住んでるエリアは例えば、太平洋側の大部分が26%以上の確率となっていますが、これは、交通事故で負傷する確率(24%)を上回っており、いかに地震の危険が迫っているかが分かります。
(日本損害保険協会HPより引用)
これはちょっとオドロカシ過ぎ。それでも、きっと来ると言われてるエリアで何の手当もせず、いざ被害者となった時にはいったい誰に不満をぶつけるんだろうと、不思議に思う人も世の中にはいる。それ私のことだけど。
 
 
地震発生率というデータへの信頼性が分かれ目なのかも。
 
 
お休みなさーい。