さっぽろライラックまつり開催中(~5/31まで)。
好天にめぐまれた先週末、この人混みに混じってきた。会場ではワインガーデン2015も開催中。24日までだったラーメンショーは、長蛇の列で大人気。ラーメンに限らず飲食店はどこも人気なので、美味しいものにありつこうと思ったら、まずは忍耐力が試される。
たいそうな人出だったけど、この中から年収2千万円以上の人を見つけるのは難しそう。年収2千万円以上の人、そもそも少数だしそれだけ年収があれば、別の楽しみを見つけてそうだから。
天気のいい日にぶらぶら出歩くのが好きで、屋台フードもこだわりなく口にすることができるなら、たくさんのお金がなくても過ごせる。
この番組見てた。
無職、あるいは無職に近い人がお金だけがすべてじゃない発言をするとき、資産はどうなってるのかは、常に頭の片隅に置いて聞いている。
お金と幸せの相関関係を語る時、資産についてはたいていスルーされている。労働所得だけで語られることに、違和感感じまくり。
東京は、世界トップクラスでミリオネア(純資産が1億超え)がたくさん住む町。祖父母の家を相続し、父母の家も相続見込みがあれば、それだけでもう財産持ち。東京を例に出すのは、この手の番組はたいてい東京で作られているから。
都会で子供を持ち、子供は私立あるいはインターナショナルスクールにでも通わせようとすると、お金がかかるのは事実。月収80万でも厳しいかもしれない。でも、相続した家がある、あるいは二世帯三世帯同居で住居費がかからなければ、月々の生活費はかなり圧縮される。
お 金持ちがたくさん住んでいる、日本でもっとも住居費が高い場所だからこそ、そこで働く人の給料も高くなる。今やアイドルも、もっと給料を上げてほしいと口 に出す時代。売れてる人でもそうであれば、その職業はもう、高い住居費に見合うお金を一代で稼ぐのは無理な職業なのかもしれないと、ちょっと思った。
医療職、例えば看護師の方が、生涯賃金は高くなりそう。生涯賃金が高くなるばかりか、パートナーの生活力も重視される今どきであれば、結婚相手の選択肢も広がりそうで、そんなことを言い出したらまったく夢がない。
夢を売る職業の人が、カネカネカネと言い出した時、そこには本当にお金がないんだろう。お金がない現状に合わせ、たくさんのお金がなくても生きていけるよう、生き方を変えるか、夢よりお金と割り切るか。
お金のない場所で夢を追えるのは、お金のある人、つまり何らかの資産持ちの可能性が高く、芸能界で二世三世が目立つのは、そういうこと。芸能界に限らずワナビーが多い業界はすべて、何らかの資産持ちでないと踏ん張れない構造になってそう。
お金だけが資産というわけでもなく、人的資産も大きいけどね。
周囲すべてが競争相手であれば、彼らから見返りなしの好意を期待するのは難しいけれど、友だちであれば好意に応える形で援助が見込める。
お金のかわりに友人が持てた人の幸福度は、それなりに高くなる。お金にかわる何かを差しだせたら、金の切れ目が縁の切れ目にもならず、幸福度も持続する。
友 人が持てた人は、友人といっしょに年を取っていくから、友人がお金持ちになればいっしょにお金持ちになれる可能性も高くなる。友人といっしょにお金に困ら ず年取っていくことができたら、ある時点でお金持仕様にライフスタイルを変えることもなく、ずっと同じライフスタイルを貫くこともできる。
お金持ちに見られたいがための見栄消費、あるいはお金持ちゆえの社会的責任消費みたいなものとも無縁で、欲深くない人は欲深くないなりに、好きなことをして過ごせる。
お金だけでなく、人的資産も継承できる。二世三世はやっぱり最強ではあるけれど、遺伝子の宝くじを引き当てられなかった人は、夢と現実との着地点を、自分なりに見つけるのが幸せへの近道っぽい。
ライラックが満開。