クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

昭和のまま時間が止まったカフェ『葦笛堂』は銭函にあり

掘れば金銀財宝ざっくざくか。どことなく景気の良さをイメージさせる地名、銭函(ぜにばこ)は、札幌から小樽に向かう途中にあり、海水浴場でも有名なところ。建築基準法違反だった海の家は、ようやく取り壊しが始まったと最近ニュースにもなってた。

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そんな銭函にある、昭和のまま時間が止まったカフェ『葦笛堂(いてきどう)』に行ってきた。銭函といい、葦笛堂といい、難なく読める人は通ですね。小樽通。

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国道5号線をちょいと側道にそれて。ログハウスのショールーム「トベックス」の敷地内にある。国道からは見えそうで見えないので、初めて行く人はちょっと迷いそう。コロボックルが出てきそうな森の奥、木道を越えた先にひっそりと佇んでる古民家が『葦笛堂』。

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ログハウスのショールーム内らしい木製の小屋は、ギャラリーなどになってます。
 
 
4月下旬に訪れた時には、すでにミズバショウが咲いていた。黄色い花は、エゾノリュウキンカという花。別名やちぶきともいい、食べられるそう。

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ミズバショウと一緒に咲いてるところからも、清流に生息する花なんでしょうね。雪解け水なのか、キレイな水だった。
 

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中に入ると、かなりアットホームな感じのする古民家です。

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喫茶店になってからそれなりの年数が経ってそうなのに、生活感あふれてる。住込みの人でも居るんだろうか???コロボックル、どんとこい。捕獲して、是非うちに連れて帰りたい。そして働いてもらうのさ、ふふふ。
 

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ダッチコーヒー用の器具。
 
清流に囲まれた場所、池の中に建つ建物なので、コーヒーも気持ち3割くらい美味しそう。
 
 
元はお医者さんのお宅だったとか。玄関脇の温度計は、往時のものか。

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細部を見るのも楽しい。

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内窓と外窓、その間にある空間に、細々とした雑貨が飾られていた。この、古い北海道のお宅で時々見掛ける、内窓と外窓の間にある空間、かなり好き。ここに花を飾られたりしていて、北国らしいと思う意匠のひとつ。
 
 
テーブルに転がっていた、ナゾの物体。覗き込んでナットク、これ万華鏡でした。

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先っぽにあるステンドグラスを回すと、視界の中の景色もくるくる変わる。替えのステンドグラスもあり、グラスを替えると、また違った景色が見れるようになってる。

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こちらは先端に色水を入れた液体が入っている万華鏡。どちらも多分手作り。ハンドメイド製の万華鏡なんて面白い。
 

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咲き始めたばかりのミズバショウを見ながら食べたのは、あんみつ。オーソドックスなお味でした。カレーがやたらと美味しそうな匂いをまき散らしていて、お腹が空いてたらカレーが食べたかった。
 
 
 
4月でもまだ薪ストーブに火が入ってた。ただ、薪ストーブひとつあれば、かなり広い空間でも、かなり暖かい。炎は偉大。

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新緑と清流がうれしいこれからの季節は、また気持ちよく過ごせそうな場所。水辺とはいえ、北海道なので虫しらず。これ、かなりポイント高い。本州だったら きっと、せっかくの景色も虫で台無しにされるところ。蚊でさえご無沙汰してるくらい虫知らずの気候だから、ただ気持ちよく過ごせる。
 

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(窓の外に広がる景色)

 

適度な”人んち”感があって、つい長居してしまう。お洒落すぎないところも敷居低くていい感じ。のんびりしたい時にぴったり。

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お休みなさーい。