クローズドなつもりのオープン・ノート

~生きるヨロコビ、地味に地道に綴ってます~

早く行ける人と一緒に遠くへ。

二つのコラムを読んだ。

sololife.jp

bylines.news.yahoo.co.jp

「宗教の違いみたいなもん」を扱っていながらも、温和で後味のいい読後感だった。
 
 
は あちゅうさん、恋バナ方面でみかけることが多く、ほんわかした雰囲気にだまされるけど、間違いなくこの国で有数の勝ち組女性。今日本は、世界にも誇れる 「成功したキャリア女性」を求めてるから、日本を立派に見せたいオジサマオバサマ方から、結婚して子どもも産んで、その上で仕事もがんばってくれと、勝手 に多くを望まれそうな人。
 
 
ライフスタイルが売れる人は、ライフスタイルに合わせたモノも売れる人。結婚による経済効果はいかほどと、勝手に人の人生でソロバン弾く人たちが、ほっておかなさそう。
 
 
彼女が既婚になったら下剋上が起こって、ポジションが下がってしまう人からのバッシングも含め、余計なことを散々言われてるはず。大きなお世話ともっと攻撃 的になってもいいところ、案外そうでもなかったのがはあちゅうさんのコラム。「気にしない方が心は楽」に沿ったコラムだからなのかも。
 
 
そ れに対して、いやいやそうは言っても独り身はツラいでしょ。とはならなかったとこが意外な山本氏のコラム。女性誌や女性サイトで活躍する人vs山本一郎氏 だから、怒りに赤く染まったオームのように切り込んでいくかと思ったら、心温まるエールを送っていて拍子抜け。いえ、家庭を持って心の安定を得ると、人は こうも変わるものなのかと、オドロいた。
 
 
ひ とりで誰よりも早く遠くへ行けそうな人が、家庭という「時間食い虫」を手に入れた。時間食い虫に時間を奪われる日々を赤裸々にしながらも、その日常に巧み に対処してる様子を伝えてる。「前向きな努力」で何とかなる部分を具体的に書いていて、すごく親切。前向きな努力スキー派にとっては、障害物がクリアだと 攻略もしやすい。攻略はたやすいと誘い水を向けて、攻略した後に手にするお宝にも触れている。
 
 
ソロでいたいし、ソロでもやっていけるはあちゅうさんの立場に理解を示しながらも、ソロでなくなることの福音、得られるものの大きさを説いている。
 
 
得られるものと失われるものを同時に並べながらも、彼女なら乗り越えられる。できたらこっちへおいでよと、誰よりも早く遠くへたどりつけそうな人が、誘ってる。
 
 
早く行ける人たちがいっしょに遠くを目指したら、もっと遠くを目指せる。遠かったはずのゴールもずっと近くなる。
 
 
コラム内にあった、家庭という「時間食い虫」に奪われる時間を取り戻す方法だって、大勢の当事者がいた方が見つかりやすい。
 
 
早く行ける人たちが一緒に遠くにたどりつくことで、ゆっくり少しづつしか前に進めない人たちも救われる。「時間食い虫」に奪われる時間を取り戻す方法が、より切実に必要なのは、ゆっくり少しづつしか前に進めない人たちの方だから。
 
 
ついでに、どうしようもない理由や事情があって、ゆっくり少しづつしか前に進めない人が抱えたモヤモヤ。早く行ける人たちが一緒に遠くをめざしたら、そのモヤモヤがスッキリ晴れる日がくるのも早くなる。
 
 
個 人プレイで遠くを目指せる人たちが、自説を曲げないことに固執して、結局遠くへは行けなかった。気付いたら足踏みしたままだった。そんな例の方がずっと多い。 「宗教の違いみたいなもん」大事にするよりも、結果めざして一人でも早く遠くへ行ける人は、ぜひ大勢を引き連れて、遠くを目指してもらいたいと思った。遠くをめざすには、太陽政策の方がきっと早い。
 
 
お休みなさーい。よい週末を。